小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

自分の子どもが発達障害かもと感じるタイミングはいつなのか?

日本ではおよそ16人に1人が発達障害を抱えていると言われています。

しかし実際に保育園や幼稚園の就園時、小学校の入学時にわかっているのか?と言われると、もっと少なくなります。

親として少しでも早く発達障害を見抜くことが、子どもにとって大きなプラスになるわけですが、どのタイミングで発達障害を見抜けるのでしょうか?

僕の経験を基に、発達障害と診断されるに至った経緯をご紹介したいと思います。

発達障害を疑うのは違和感からだが…

僕は発達障害を抱える子どもを2人子育てしているわけですが、最初に体感したのは2番目の長男である息子に対する「違和感」でした。

1番目のお姉ちゃんは首が座る時期やハイハイを始める時期、一人歩きを始める時期、どれも平均的なスピードでしたが、とにかく発語が早く、1歳半で既にいろいろと喋っていました。

一方、2番目だった息子の場合、首が座る時期、ハイハイを始める時期、一人歩きを始める時期、全てがお姉ちゃんより早く、すくすくと育ってくれる姿に安堵していたのですが、一つ違和感がありました。

それは、『発語がほとんどない』ということでした。

1歳半を過ぎる頃、「ママ」「パパ」は出ていたものの、お姉ちゃんは1歳半でかなりペラペラだったことを考えると、どうにも遅い。

ただ一人遊びを好んでいた息子にとって、発語はそこまで重要ではなかったようで、特に生活するにおいて不便な点はありませんでした。

男の子は女の子より成長は遅いと言うし、ひとまずは2歳児検診までは様子見ということで落ち着いたのです。

事件勃発!想定外の3番目妹ちゃん出産で生活激変!

息子の2歳児検診と、3番目となる妹ちゃんの出産が重なる予定だったのですが、なんと妹ちゃんが予定よりも4ヶ月も前に産まれる事態が起きてしまい、家庭は大混乱に陥りました。

僅か700グラムで産まれた妹ちゃんは生死をさまよう日々が続き、ママはショックから外出できなくなってしまい、僕は県外の妹ちゃんが入院する病院へ母乳を届ける日々に明け暮れる毎日を過ごしていました。

妹ちゃんが退院するまでのおよそ5ヶ月の間は、生活のほとんどが妹ちゃん中心となり、息子の発育の問題の優先順位が下がってしまったのです。

そんな中おこなわれた息子の2歳児検診では、発語に対する問題は「経過観察」となり、ひとまず保健センターが主催する特別教室に参加することになりました。

この特別教室では、子どもの発達に不安を覚える親と子どもが参加する教室で、1ヶ月に1回程度の頻度で行われました。

今思えば、毎日児童発達支援施設に通わせるのが正解だったと思いますが、親子で通園する施設だったこともあり、当時は妹ちゃんを預けられるような環境になかったため、特別教室で様子見することとなったのです。

そして1年が経過し、息子は幼稚園や保育園就園の春を迎えることになりました。

幼稚園選び大失敗!ずさんな教育発覚で背水の陣…

いよいよ幼稚園就園を迎えた息子ですが、僕らが選んだ幼稚園は上のお姉ちゃんが通っている幼稚園でした。

お姉ちゃんと息子は2つ違いなので、お姉ちゃんは年長さん、息子は年少さん。

同じ幼稚園の方が何かと便利ということもありますが、何より幼稚園が発達障害疑いのある息子を理解してくれたことが決定打となりました。

僕は既に役員(小学校で言うところのPTA役員さんにあたります)をやっていたのですが、息子を受け入れてくれたことに対する感謝の気持ちもあって、一層励んで役員の仕事をこなしていました。

しかし、月日が経つにつれ、息子の発達障害、特に自閉症スペクトラムの傾向が表に出てくるようになり、幼稚園の態度もどんどん見放すようになっていきました。

親としては、特に幼稚園に固執する理由もなかったため、不安に感じる度に「迷惑をかけている様なら幼稚園を辞めて保育園に移ります」と相談しに言っていたのですが、

幼稚園の回答は決まって「大丈夫です、息子さんは発達障害ではありません。」などと息子の発達障害を否定し、幼稚園でしっかりと教育すると断言。

決まって相談した直後は、常に息子の隣に先生が付き添っていましたが、ものの1週間で放置気味に変わるという、何とも煮え切らない対応が続きました。

今思えば、もっと早い段階で保育園に移るべきだったのですが、当時息子には大好きな先生がいたこと、
そして息子にも友だちができたことなどから、せっかく馴染んできた環境をリセットする決断ができなかったのです。

しかし、最後となった年長の夏、決定的な事件が起こりました。

幼稚園の行事の準備でたまたま平日に幼稚園に来ていたママが、息子に廊下で給食を食べさせようとする担任の姿を目撃してしまったのです。

たまたま居合わせていた幼稚園の園長が「そんなことしたらダメじゃないの」となだめたらしいのですが、
教室に入らなかっただけで平然とそのような仕打ちをしていることが明らかとなったのです。

他のママさんに話を聞いたところ、
息子はいつも一人ぼっちで廊下で遊んでおり、先生がいないことも多く、ほとんど放置されていたこともわかりました。

その幼稚園は年々園児の数が減ってきていたのですが、
こういうずさんな教育が原因であることを知りました。

この後すぐに保育園に転園する手続きをおこなったのは、言うまでもありません。

小学校入学に向けて、発達障害と向き合う

息子が年長となり、小学校入学を控えた秋、息子は保育園へ転園し、同時に発達検査を受けました。

これは息子が来春からの新生活を決めるためには、必須とも言える検査でした。

支援学校なのか、通常学校の支援級なのか、息子に合った教育の場を用意することは、親にとっての責務だからです。

まとめ

僕ら親がしっかりと発達障害と向き合い、そして子どものためのベストな進路を選択する、これは簡単なようでとても難しいことです。

この考え方は保育園に転園してから、保育園の先生方や市役所や発達支援センターの職員さんからのアドバイスにより、得ることができた考え方です。

「今思えば…」という反省点が多く、親としては未熟なところはまだまだありますが、少しでも子どもが生きやすくなるように、これからも勉強を重ねていきたいと思っています。