ソーシャルスキルトレーニング(SST)

社会生活技能訓練、生活技能訓練などと呼ばれ、小児分野では社会的スキル訓練とも呼ばれています。

社会での『適切なものの見方』や『言動の取り方』などを楽しく学ぶ場です。

コミュニケーションスキルの向上や、様々な問題への対処能力を向上させることを目的としておこないます。

どんなことをやっているの?

『就労』を目標に社会人として必要になるスキルの獲得を目指して4~6人程度のグループで行います。

テーマについて話し合ったりモデリングやロールプレイを通して正しい言葉やふるまいを練習しています。

言葉や文字以外にもイラストや場面カードも活用してより深く内容が理解できるようにしています。

Polaris(ポラリス)教室のSSTプログラム

Polaris(ポラリス)教室のSSTは、どのプログラムにおいてもはじめにゲーム性のあるウォーミングアップを取り入れます。

おこなううゲームはその日のテーマに沿ってテーマをクリアするのに必要となるスキルが使われている物を取り入れています。

ウォーミングアップの後は動機付けとして、今回のテーマを練習する意義を子ども達にわかりやすく伝え、その後モデリングとして「悪い見本」「良い見本」をスタッフが見せながら話し合いの機会を作っています。

そこで子ども達が話し合った内容と合わせて、テーマのポイントを整理し、ロールプレイで実際に演技しながら練習し、最後に感想を一人ずつ話してもらいます。

プログラム内で練習した事を、実際の生活の場で生かす事ができ、上手く出来たと本人が感じることで本人にとってのポジティブフィードバックとなります。

また頑張っている姿をスタッフや保護者の方や学校の先生に認められ、褒められる事でもより身に付いていきます。

プログラム内では、スタッフをはじめ参加している子どもたちにも、自分やお友達の「良いところ」を探してもらい見つけた際には「いいね!」と声をかけてもらっています。

他人から認められるという経験を積むことで自己肯定感が高まり、より良いソーシャルスキルが身に付いていきます。

またSSTプログラムに参加することで、人前で発言する事にも自信が付き、受験の面接等でも強みを作る事が出来ています

ソーシャルスキルトレーニング(SST)

Social Skills Training

Polaris(ポラリス)教室のSSTプログラムは、ソーシャルスキルの基本となる「あいさつ」スキルから始まり、「パーソナルスペースを守る」スキル「アンガーマネージメント」スキルなど全10回のプログラム構成になっています。

プログラムテーマ例
SST
①あいさつ②自己紹介(対お友達)③話を聞こう④上手く話そう
⑤パーソナルスペース⑥仲間に入ろう⑦仲間に誘おう⑧感情の理解⑨失敗したら謝ろう⑩自分を好きになろう

就労SST
①あいさつ(社会人編) ②自己紹介(社会人編)③敬語を練習してみよう④報告、連絡をしよう⑤質問してみよう⑥失敗したら謝ろう(社会人編)⑦あたたかい言葉をかけよう⑧アンガーマネージメント(感情のコントロール)⑨優しく頼んでみよう⑩自分を好きになろう

就労ソーシャルスキルトレーニング(就労SST)

Job Social Skills Training

就労SSTでは、SSTプログラムで基本的なスキルを学んでもらった後、実際に就労後の生活で良く使われるであろうスキルを重点的に練習していきます。
参加する子ども達はまだ就労の経験がなく、今後仕事をするにあたっての場面を想定して練習に取り組んでもらうので、子ども達への動機づけと、ロールプレイでのイメージを上手くもってもらう事が大切になります。
その為就労SSTのロールプレイでは、現在の生活での場面と就労後の場面の2パターンをロールプレイに組み込んでいけるよう内容を工夫しています。またスタッフの体験談等を例に出しイメージを付けやすくしていきます。
その後実際に就労訓練や就労支援事業所での実習を通して、上手くスキルを使えた際に自信につながり、また周囲に褒められる事で定着していきます。

VRSST

Virtual Reality Social Skills Training

VRSSTはemouというアプリを使い実施しています。普段のSSTと同様に、ウォーミングアップから動機付けまではスタッフが行います。
その後のモデリングとロールプレイの部分を、スタッフや子どもたちの演技だけではなく、VR映像を使用して行う事で、より子ども達が理解しやすく、実際に近い状況で練習する事が出来ます。
また映像を見てから話し合いをする時間を設ける事で、同じ映像を見ても人との感じ方が違ったり、他の人の意見を聞き自分の考えを述べたり、といった練習にもなります。
また、いつも一緒に過ごしているスタッフやお友達との練習では、実際の場面のような緊張感は出にくくなります。VRでは知らない人が登場するため、面接練習などはより実際に近い緊張感をもって練習する事が出来ます。
一方で、感情のコントロールや会話のキャッチボール等は、映像よりも実際の人間同士の方がより効果的な練習ができる事があります。