小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

発達障害を抱える子どものために、今こそ勉強を始めよう!

子育てにおいて、ママは子どもが生まれる前から雑誌などで情報を仕入れることが多いようですが、あまりパパが率先して情報を得るようなことはないかと思います。

同じ職場のパパに聞いてみても、自ら雑誌や専門書などで情報を得ているパパはいませんでした。

ママからのちょっと厳しい叱咤激励を受けながら経験値を積み、少しずつパパになっていくケースが多いかと思います。

しかし、発達障害を抱える子どもとなると、そういうわけにもいきません。

どうして発達障害を抱える子どもがいると勉強が必要なのか?またどんな勉強が必要なのか?

今回は、発達障害を抱える子どもを持つパパやママに必要な勉強について、ご紹介していきたいと思います!

そもそも、どうしてパパやママが勉強しなければいけないのか?

発達障害を抱えていない子どもであれば経験で何とか子育てができるが、発達障害を抱えている子どもであれば子育てをしていく上でパパやママの勉強が必要になる…

どうして発達障害を抱えている子どもの子育てには勉強が必要になるのでしょうか?

一番の理由は、『発達障害を抱えている子どもを不幸にさせないため』です。

健常者の場合、成長していくにつれて、社会に適応する能力を身に付けていきます。

しかし発達障害を抱えている子どもは、成長していっても、なかなか自分では社会に適応する能力を身に付けることが難しいという現状があります。

というのも、発達障害の特徴の一つに、「発達障害そのものは大人になってもなくならない」とい特徴があるからです。

身体が大きくなり、できることが増えていっても、発達障害そのものがなくなることはありません。

そのため発達障害の治療というのは、「社会適応能力を身に付けられるように促すこと」に重点が置かれているのです。

このことを知らずに、無理やりに発達障害そのものをなくそうとして勉強を強制したり、毎日怒鳴ってばかりしていたとしたらどうでしょう?

子どもにとっては苦痛でしかなく、そして永遠に苦しみを味わうことになってしまうのです。

しばらくしてパパやママが諦めてしまい、子どもに愛情を注がなくなってしまったら…

考えることも恐ろしいですが、少なくとも子どもに明るい未来がやってくる可能性は低くなってしまうことでしょう。

パパやママが発達障害のことを理解するということは、発達障害を抱える子どもを不幸にしないことに直結するわけです。

発達障害のことを勉強すると、パパやママも救われる!

残念な話なのですが、世間全体が発達障害を正しく理解できているか?と問われれば「ノー」と言わざるを得ない現実があります。

それは子どもに接する機会のない大人に限った話ではなく、幼稚園や保育園といった子どもの教育現場でも発達障害についての正しい理解が浸透していないという現状があります。

僕はかつて、教育現場で衝撃的な言葉を投げつけられたことがあります。

その言葉とは、

「息子くんは、ママの愛情が足りないから、いつまで経っても喋らないのよ!」

この言葉にママはひどく傷つき、一時軽い鬱状態になってしまいました。

僕は当時、まだ発達障害に対する知識が浅く、その言葉に何も言い返せませんでした。

しかしその後、自分なりに発達障害について勉強していくうちに、

『発達障害は先天性の要素であり、生まれてからの環境は関係ない』ということを学んだのです。

確かに、今から50年ほど前までは、発達障害は生まれた後の環境に影響があると認識されており、赤ちゃんの頃からずっとそばにいるママに矛先が向けられていた時代がありました。

しかし研究が進む中で、実は発達障害は後天性ではなく先天性によるものであることが明らかになったのです。

おそらく衝撃的な言葉を投げつけた教育者は、かつての古い認識を持っていたのでしょう。

そも当たり前のことのように間違った認識をぶつけてきたわけです。

もし、僕が発達障害の知識をしっかり持っていたら、すぐさまに反論ができました。

その反論により、ママを救うこともできたはずです。

しかし当時の僕は正しい知識を持ち合わせていなかったために、ママを守ることができなかったばかりか、息子くんの名誉も守ることができなかったのです。

この後悔は、3年経った今でも忘れることができません。

そしてその後悔は、僕に発達障害の勉強を続ける原動力となり、正しい知識を蓄える毎日を送っているわけです。

今からでも遅くない!発達障害を正しく理解しよう!

いかがだったでしょうか?

どうして発達障害についての勉強を始めた方が良いのか、おわかり頂けたのではないかと思います。

発達障害の正しい知識を身につけることで、発達障害を抱える子どもの未来を明るく照らすだけでなく、支援してくれる周囲の人たちを救うこともできるのです。

ただ闇雲に詰め込むのは大変なので、少しずつでも構いません。

お子さんのことを思い浮かべながら勉強を進めていくと、「あの時の行動はこれが理由だったんだ」と納得できることが増えていき、もっとお子さんのことを理解できるようになります!