小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

毎年の子どもの成長を喜びたいところだけど…

定期的に行われる乳幼児健診ですが、発達障害を抱えた子どもを持つ親にとっては、単純に我が子の成長を喜べるようなイベントではありません。

しかし、あらかじめ乳幼児健診で行われることがわかれば、ある程度対策を立てられることもあります。

今回は、乳幼児健診における最大の壁について、ご紹介していきたいと思います!

乳幼児健診の第一の壁は2歳児健診!

健診そのものは1歳未満の頃から始まりますが、乳児における健診は、赤ちゃんがちゃんとすくすく育っているのかを診るのが目的であるため、純粋に我が子の成長を感じる機会となります。

しかし、2歳を迎える幼児健診になると、ちょっと意味合いが変わってきます。

身体の発育状況や予防接種の実施状況など、成長に関わる内容はもちろんですが、『精神発達』や『言語障害の有無』についての診査も行われます。

発達障害と一言で言っても様々な状態があるわけですが、およそ傾向として表れてくるのがだいたい2歳からです。

そのため、2歳児健診においては、精神の発達や言語障害についてもしっかりと調査されます。

息子くんの場合、2歳児健診の際には「ほとんど発語なし」との診断を受けました。

実際に家でもほとんど喋っていませんでしたし、その診断について疑問はありませんでした。

しかしこの時点では、だいたいのケースが経過観察となります。

というのも、3歳になるまでの間に急激に成長を遂げるお子さんが多いからです。

障害を抱えていると呼ぶには早いですし、実際には専用の検査をしないとわからない、という理由もあります。

発達障害とまではいかなくても、第3者の立場から、発達の遅れを指摘されるのはおそらく初めてとなりますから、そういった意味では2歳児健診は第一の壁と言っても良いのではないかと思います。

第二の壁は3歳児健診!おうちでのれんしゅうで心が折れそう!

2歳児健診を第一の壁と呼ぶならば、3歳児健診は第二の壁と言えます。

そして僕の場合、この3歳児健診が最大の壁であり、絶望を味わった健診でした。

3歳児健診では、2歳児健診より更にパワーアップして、視力検査や知的検査が行われます。

その際、いきなり検査会場で説明されても子どもにはわからないだろうということで、「おうちでのれんしゅう」を要求されます。

まず視力検査ですが、あの視力検査ではお馴染みの「C」のマークを大きく作り、それを検査の際に用いるとのこと。

「上!」とか「右!」とか瞬時に言うのは難しいからですね…なるほどとしか言いようがありません。

しかし…

「3歳児ってそもそもこんなことできるの?」

というのが僕の感想でした。

「C」を作って持たせてみたところで、まず何をするのかを説明しても、息子はわかってくれません。

話すら聞くこともできず、返事があるわけでもない…

薄々とは気づいていましたが(ママはもっと前から自覚していたようですが)、息子はとても遅れているという現実をまざまざと見せつけられた瞬間でした。

今までは男の子だからということで、多少発語が遅くても仕方ないと思っていましたが、その域はとっくに超えていたようです。

ちなみに3歳児健診の時には、まだおしっこも一人でできずオムツが取れていない状況だったため、検尿も大変苦労しました。

オムツの状態でも検尿は可能とされていますが、なかなか良いポジションにセットできず、何日も前から試行錯誤の末に何とか採取!

量はとても少なかったのですが、持っていかないよりはマシだろうということで、3歳児健診に臨むことになったのです。

3歳児健診の結果は…息子の発達障害疑いの始まり

ドタバタの末に開催された3歳児健診ですが、身体面においては健康そのもので、むしろ体力的な面においては非常に優れていることが判明。

最近は移動する際にうさぎ跳びすることが息子のマイブームになっているようですが、健診では大変驚かれました。

そして本題ですが、結局視力検査は行うことはできず、知的な検査も全く話にならない結果となってしまいました。

発語の指摘についても、2歳児健診では「様子見」だったものの、3歳児健診では流石に遅いという見解も入り教室に通うことを勧められました。

僕が住んでいる市では、発達が遅れてるかなと思われる子どもを対象に、発達を促す教室が開かれています。

実は2歳児健診のタイミングでも少し話が出たのですが、当時は妹ちゃんが超低体重で生まれたことでなかなか息子にまで行き届かず見送ってしまった経緯があります。

今は少し落ち着いているので、是非ということで、発達を促す教室に通うことを決めたのでした。

乳幼児健診は、第三者の目から客観的に子どもの成長を診るための貴重な機会となります。

その結果に一喜一憂し、中には結果に対して正面から受け止めないパパママもいるようですが、それがもし子どもと関係ないところに理由があるとすれば、それは子どもにとって不幸ですし、今後の長い人生のことを考えても決してプラスになりません。

とても厳しい結果を突き付けられることもありますが、それは必ずや子どもの将来を考える良い機会となりますので、是非ともポジティブに考えて頂けたらなと思います!