小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

子育てでストレスを感じるのは当たり前!ポイントは発散方法にあり!

子育てをしたことがある方であれば、必ず感じるのが「ストレス」です。

「こんなにストレスを感じるなんて、自分は異常なんだろうか」と感じることもあるかと思いますが、子育てにおけるストレスは当たり前だと思って差し支えありません。

大事なのはストレスを感じないようにすることではなく、ストレスをちゃんと体から放出させることにあります。

今回は、子育てにおけるストレスや、その発散方法について共有していきたいと思います!

子育てのストレスの元凶は「子どもの将来への不安」にある!

「お風呂をイヤイヤ言って、全然入ってくれない…」

これはパパやママであれば一度は経験したことであろう「お風呂イヤイヤ」です。

「お風呂イヤイヤ」は健常児であるお姉ちゃんも、発達障害を抱える息子も、発達支援を受けている妹ちゃんも、例外なくやってきますので、おそらく子ども共通のイヤイヤと言えるでしょう。

そんな「お風呂イヤイヤ」ですが、これはパパやママにとっては厄介極まりないワガママです。

甘えの延長上にあるようなイヤイヤなら良いのですが、本気で泣きじゃくって拒否するようなイヤイヤとなると、どうしてもストレスを感じてしまいます。

では、そもそもどうしてストレスを感じてしまうのでしょうか?

理由はいろいろありますが、一番大きいのは「子どもの将来への不安」かなと思います。

実際にお風呂に入らないと、不潔となってしまって悪臭を放つばかりでなく、一日の生活で付着したバイ菌により病気になってしまう…

小さい頃からしっかりとお風呂に入ることを習慣づけなければ、親の手が離れてから、お風呂に入らない生活を送るかもしれない…

そこまでは考えてないと言われるかもしれませんが、実は無意識のうちに将来を予測し、最悪の未来を予防しようとする思いが働いており、その思惑に事が進まないからストレスに繋がってしまっているわけです。

そういった事情を考えると、ストレスを感じてしまうことは避けて通れないことであることがわかります。

では、どうすればストレスを発散できるのか、3つの方法をご紹介したいと思います。

①育児のストレスは感じて当たり前だと自覚する

自覚するだけ?と思われるかもしれませんが、意外に自覚している人は少ないと思います。

冒頭であったような「こんなにストレスを感じるなんて、自分は異常なんだろうか」というような想いがストレスそのものに直結しているケースだってあります。

育児というものは100人いれば100通りあるため、なかなか簡単に問題が解決しなくてストレスを抱えることも少なくありません。

しかし、だからこそストレスを抱えているのは当たり前であり、裏を返せばそれだけ育児に真剣に向き合っている証拠だとも言えます。

子どものことを真剣に考えていなければ、そもそもストレスに感じることもありませんからね。

ストレスを感じることは当たり前であり、それも含めて育児だと捉えると、気持ちも楽になるのではないかと思います。

②心のハードルを少し下げてみて「まぁいいか」を増やす

これはママがストレスを抱えすぎて気持ちが落ち込んでいた際、ママのお母さん、つまり子どもから見たおばあちゃんがくれたアドバイスです。

先ほどの「お風呂イヤイヤ」であれば、お風呂に入ることが習慣づかず、将来お風呂に入らない大人になったら大変という不安に対して、『果たして今日一日入らなかったくらいで、将来お風呂に入らない大人になってしまうのだろうか?』と考えてみること。

確かに毎日お風呂に入らなければ問題ですが、一日であれば、せめて汚れた服をパジャマに着替えてくれたら、気にしていることが少し軽くなります。

心のハードルを少し下げてみることで、心に余裕が生まれ、ストレスを抱えるまでの沸点への到達を未然に防げるようになります。

ちなみにママのお母さんは、「死なないレベルなら怒らない!」というスタンスを貫いた育児をおこなっていたそうです。

包丁や火の取り扱いはとても厳しかったそうですが、それ以外のことについては、ほとんど怒ったことがないそうで、降りかかる幾多の問題も乗り切れたと笑いながら教えてくれました。

ママの持ち前の明るさや、育児に対する前向きな姿勢を見ていると、お母さんの育児は間違っていなかったんだなとしみじみ感じます。

我が家の場合も、3人3色のワガママを炸裂させてくれますが、本人は本人なりに一生懸命なので、それが例えワガママであったとしても正面から受け止めることも大事なことかなと思います。

③放課後等デイサービスを活用して羽根を伸ばす

発達障害を抱えていたり、発達支援が必要な子どもが利用できる放課後等デイサービスは、是非フル活用していただきたいと思います。

子どもたちの発達支援の一環として利用するのも一つの目的ですが、いつも支えている家族が羽根を伸ばせる機会と設けることも立派な目的の一つとなっています。

「育児をサボっているだけなのではないのか」という意見が聞こえてきそうですが、決してそんなことはありません。

毎日8時間労働のお仕事には休憩がありますが、24時間続く育児に休憩が許されないなんてことはあり得ません。

ましてや発達障害を抱える育児はなかなか目が離せないですし、一つの支援を受けるためにいろいろな場所で手続きを進めないといけない事情(しかも手続きは全て平日)もあり、非常に大変です。

周りの支援者が倒れてしまっては元も子もありませんので、しっかりとリフレッシュする機会を設けることが必要不可欠なのです。

リフレッシュと言っても、特別なことをする必要はありません。

夫婦でご飯を食べに行くだけでもリフレッシュになりますし、しょっとショッピングモールを歩くだけでも十分です。

最初は新鮮な気持ちで初心に帰りますが、しばらくすると物足りなさを感じて愛しき我が子の存在を再認識するのです。

まだ活用されていない方は、是非試してみることをお勧めします!