社交性を身に付け、将来活躍できる人財に！早期からの取り組みが重要【課題解決シリーズ②】

社会人になってから、人間関係でつまずく人は少なからずおり、そのマイナスイメージの為に、最悪退職せざるを得ない状態となり、引きこもりになってしまったり、生活が困難になってしまったりする人が一定定数出てしまっています。

これが、現在社会問題化していると言え、こういったことになる前に、幼少期の頃から、ある程度の人間関係構築能力を育む必要があり、少しでも人間関係で成功体験を積むことができれば、大人になってから多少人間関係でつまずいても、すぐにやり直せる人になれると言えますね。

今回は、放課後等デイサービスPolaris（ポラリス）教室で提供している発達障害や、知的障害を持っている方に向けたサービスをご紹介しつつ、「支援スタッフと１対１で関わりたがり、お友達との交流が少ない」という課題を、どう改善できるかご紹介させていただきます。

社会性を持てる人間になれるように、少しでも子どもの時に訓練してほしいと思っている方には、最適なサービスを提供していると言えるので、ぜひご一読いただければと思います。

社会性を身に付けておくべき理由とは？

まず、発達障害の方や知的障害をもっている方でも、ある程度の社会性を身に付けておくべき理由について述べさせていただきます。

主に４つのポイントから、ご紹介させていただきます。

会社員＝組織で働くことになる

実際に就職して会社員として働く場合に必要となる重要なスキルは、協調性であったり、他者を思いやる心であったり、個人の資質がいかに優れていても、こういった社交性の能力がないと、会社という組織では、その能力を発揮することは難しいと言えます。

又、組織において、その職責に合致した役割を仕事上求められるので、時には自分の考えとは反することにも、従わざるを得ない場面が少なからず出てきます。

その為、ある程度の社交性を備えておいた方が、大人になってから、その能力を発揮し易くなると言えます。

例えば、会社員で求められるスキルは、ストレス耐性の高さが一番求められているのは、上記のような理由からであり、事前に想定して、幼少期の頃から改善できる部分は改善しておくべきだと言えますね。

視野が広がる

幼少期であれば、学校などで誰かと接する機会が多く設けられています。

しかし、社会人になると、会社の人たちとほとんどの時間を過ごすことになります。

その為、その風土に慣れてしまうと、視野が狭くなってしまい、固定した価値観で生活し続けることになってしまいます。

現代はこれまで高度経済成長の下で設計された日本型雇用システムが終焉を迎えており、これからは、いつでも違う働き方が可能となる時代になってきていると言われています。

その為、早期の段階から、社交性を備えておけば、特定の人間関係に縛られることなく、自分の興味のある分野において、交流をもつことが出来るようになり、視野も広げることが出来ます。

その為、次代の働き方に必須となっていく視野を広げる為に、ある程度の社交性を備えておくべきだと言えますね。

大人になってからの改善は難しい

基本的に、人は過去の成功体験を元に、行動するようになっています。

その為、幼少期に小さいことでも良いので、成功体験を持っておくことは、大人になってから非常に重要になると言えます。

例えば、プロ野球選手のほとんどは、早期から野球漬けの毎日を積んでおり、熾烈な競争の中で、レギュラーを勝ち取るなど成功体験を積んだことが自信になり、高校、大学、そしてプロ野球と活躍する人もいます。

これは極端な例ですが、つまり、幼少期の社交性において、小さいことでも良いので、気持ちの良い友情を育むことが出来たり、思い出に残るような人間関係を構築することが出来たりすれば、それは、大人になってからも無意識化でイメージされるので、大きな武器になると言えます。

逆に、幼少期から青年期を過ぎると、この社交性に関して培っていける環境そのものが少なくなっていくので、なるべく早期に社交性をもてるように改善することが重要になっていくと言えます。

働き方の多様化に向けて重要となる社交性

現在は、従来の終身雇用を前提とした日本の伝統的な雇用慣行が崩壊しつつあります。

今後は、会社員としての働き方や、自分で仕事を調整するジョブ型ワークとの並立が進行していくものと推測されています。

又、2021年度の改正高年齢者雇用安定法の施行に伴い、70歳までの就業促進が、企業の努力義務となります。

こういった流れを汲んでいることからも推測できるように、今後は「定年」という概念そのものが消滅し、誰もが就業可能な状態であれば、仕事をしていくのが普通になると推測されています。

いわゆる生涯現役社会の本格的な到来がいよいよ迫ってきていると言え、働く力の根幹となる社交性を備えておくことは、自身の働き方にも直結するものと言えます。

その為、生涯に渡って仕事を行っていく必要が、今の子どもたちはより重要な観点となってくるので、出来るだけ早期に社交性の問題点を改善し、小さな成功体験を積み重ねることが出来れば、大人になってからも多様な価値観に触れることで、生涯現役社会でも問題なく活躍が見込める人財になっていくものと言えます。

では、これらを踏まえて、具体的な解決手法をみてきましょう。

Polaris（ポラリス）教室が提供している具体的な解決手法とは？

Polaris（ポラリス）教室では、発達障害や知的障害を持つ児童に対して、ある程度の社交性を身に付けてもらう訓練プログラムを提供しています。

主に、LST(ライフスキルトレーニング)とSST(ソーシャルスキルトレーニング)から構成されるプログラムを組んでおり、着実に社交性に関して改善できるサービスを提供しています。

では、具体的な解決手法を１つずつみていきましょう。

本児と同じものが好きなお友達の輪に、初めはスタッフも入って一緒に遊ぶ

最初は、中々社交性を持って輪に入ることはハードルが高いと言えます。

その為、初期に関しては、本児と趣味や志向が合うお友達の輪に、スタッフも一緒に入って触れ合うようにしています。

徐々に輪の中に入ることに、慣れてくれば、スタッフの同伴もなくなっていき、途中からは、年上の子と遊ぶペアにして遊んでもらうことで、自然な流れで社交性を持って人と触れ合うことが出来るようになります。

特定の音や人の声が苦手でかんしゃくを起こす

いわゆるHSP（ハイリーセンセィティブパーソン）の場合、あまりに敏感な為、周囲の音や人の声に反応してしまい、かんしゃくを起こしてしまう児童もいます。

HSPは、特に病名ではなく、気質とされているので、この気質を受け止めながら、日常生活での社交性を保てるように改善する必要があります。

例えば、イヤーマフを身に付けることで、音への反応を和らげることが出来ます。

Polaris（ポラリス）教室では、事業所内にイヤーマフを常備しているので、必要であれば使ってもらうようにしています。

この為、音に敏感な児童でも、御守りのように自ら装着しただけで、安心して落ち着けるようになる効果があります。

このように、１つ改善できれば、次のステップにも取り組みやすくなるので、HSPの気質のある方は、足掛かりとして、最適な環境を整えていると言えます。

悪気のない暴言や暴力

本人としては、仲の良いつもりでやっているにも関わらず、相手にとっては嫌な気持ちにさせてしまうことが、顕著なお子さんを持つ方もいらっしゃるかと思います。

この場合は、まず自身の行動が許容範囲なのか、そうでないのかを判断できるようにしてもらいます。

まずは、個別ではなく全体に向けて、スタッフがみていて良くないと思った部分は周知し、ルールの確認を徹底しています。

その後も気になる点があった場合は、その時その場で声を掛け、暴言や暴力を受けている子どもにも、「やめて」としっかり伝えてもらう練習をしてもらっています。

このように、本人は相手から「やめて」と言われた時に、ようやく気付くことができるケースもあるので、Polaris（ポラリス）教室では、双方向で意思の伝達をはっきりしてもらうようにしています。

Polaris（ポラリス）教室では、これらの手法を用いることで、発達障害や知的障害をもっていたとしても、ある程度の社交性を身に付けることが可能となり、早期から改善することができる環境が整っています。

その為、子どもの社交性に不安がある方や、将来を考えて学校以外でキチンとした社交性を持ってくれる環境を提供してくれる場所で、子どもに成長してほしいと思っている場合は、ぜひPolaris（ポラリス）教室の訓練プログラムの受講をご検討していただければと思います。

まとめ

Polaris（ポラリス）教室では、LST（ライフスキルトレーニング）やSST（ソーシャルスキルトレーニング）をメインとした訓練プログラムにより、ゴールとして、発達障害や知的障害を持つ子どもの「働く力」の向上を目指しています。

又、最新技術を導入して、障害を改善できる効果的なプログラムを実施しています。例えば、VRを用いたソーシャルスキルトレーニングにより、仮想空間での対人スキル技能訓練なども実施しています。

先述の通り、社交性をある程度身に付けていくことは、時代が変わったとしても不変なものと言えるので、早期に改善するに越したことはないと言えますね。

発達障害や知的障害の方は、一部の資質が非常に高い人財が多く、世の中の著名人でも、実は発達障害や知的障害を抱えていたという人物が多いと言えます。

その為、幼少期で多少ながら社交性に問題があったとしても、早期から改善することが出来れば、本来もっている資質を、大人になってから如何なく発揮できるようになります。

又、働き方に関しても、個人で活躍できる土台は出来上がりつつあります。

その為、発達障害や知的障害で悩んでいる方も、今後の働き方の多様化に伴い、活躍できる分野はこれまで以上に広がっていくと推測されています。

その為、今、学校生活で問題があり、子育てに苦労されている方がいらっしゃれば、ぜひPolaris（ポラリス）教室で、子どもの社交性を身に付けてもらえればと思います。