「パニック障害」とよく聞きますが、「どんな病気か」ということを、理解している人は少ないでしょう。

仮に、パニック障害である場合、「パニック発作が出にくい職場」に就職することが重要になります。

しっかりとパニック障害について理解して、「長く働くこと」を目指してゆきましょう。

パニック障害の主な症状

 「突然のようにパニック発作に襲われる」というのが、パニック障害の主な症状になります。

ちなみに、パニック発作の例としては、手足の震え・動機・腹痛などが挙げられます。

つまり、パニック障害を患うと、「突然のように手足の震え・動機・腹痛などに襲われる」という状況に、陥ってしまうわけですね。

 パニック発作に襲われているときは、何も考えられなくなったり、正気を保てなくなることもあります。

また、「このまま死ぬのでは…?」という感じに、死に対する恐怖を感じることもあるものです。

予期不安によって、充分な社会生活が送れないことも

 パニック発作を経験すると、トラウマになることがあります。

仮に、トラウマになってしまった場合、「またパニック発作に襲われるのでは?」と考え、予期不安を感じてしまうこともあります。

そして、予期不安を感じた結果、充分な社会生活が送れなくなることもあるのです。

 例えば、パニック発作に襲われて、「このまま死ぬのでは…?」と感じたとします。

そして、この経験がトラウマになってしまったら、「もうあんな経験はしたくない」と感じるのは自然なことです。

そして、このように予期不安を感じた結果、外出するのが怖くなるなど、充分な社会生活が送れなくなることもあるのです。

パニック障害を抱えながら就労する

 実は、パニック障害を抱えながらも、芸能人として活躍している例も多くあります。

もちろん、パニック障害を抱えながら、企業で仕事をすることも充分可能です。

もちろん、パニック障害であることは、働くうえでネックになりますが、前向きに就職を目指してゆきたいものです。

「パニック発作が出ること」を認めよう

 パニック障害である場合、「パニック発作が出ること」で悩んでいるはずです。

この、「パニック発作が出ること」は、事実として認めてください。

 と言うのも、「自分がパニック障害なわけない」「たまたまパニック発作が起きたんだ」「就職して忙しくなればパニック障害は治る」などと思っている方がたくさんいらっしゃると思います。

しかし、精神科などで「パニック障害」と診断された以上、今後は向き合っていかなければいけません。

就職後もパニック障害と向き合う必要があるからこそ、まずは「パニック発作が出ること」を認めることが大切です。

「パニック発作が出ること」を企業に伝える

 「多くの健常者はパニック障害についてあまり知識がない」という現実があります。

おそらく、ほとんどの人は、「パニック障害は緊張して手足が震える病気」程度にしか考えていません。

もちろん、就職する会社の上司なども、パニック障害に対して知識が低い可能性は高いでしょう。

 しかし、実際のパニック障害は、「このまま死ぬのでは…?」と感じることがあるほど、厄介な病気なわけです。

 だからこそ、「パニック発作が出ること」を、的確に企業に伝えることが大切になってきます。

少しでも不安に感じたら、上司などに相談する

 パニック障害を患っていると、不安を感じる場面が多く出てきます。

特に、予期不安を感じた場合、逃げたくなるような気持ちになるかもしれません。

このように、働いている中で、少しでも不安を感じたら、上司などに相談をしてください。

 確かに、職場内が忙しいときには、「上司に相談したら迷惑かも」と思えるものです。

しかし、相談をしなかった結果、パニック発作が起きてしまったら、あなた自身が苦しくなります。

もし、会社内で「このまま死ぬのでは…?」と感じてしまったら、今後会社に行くのが怖くなるかもしれませんよね。

 「パニック発作が出ること」は、上司に伝わっているはずです。

だからこそ、少しでも不安を感じたら、自分を守るためにも、上司に相談すべきなのです。

まとめ

 「突然のようにパニック発作に襲われる」というのが、パニック障害の主症状になります。

また、パニック発作が出てしまったがために、「このまま死ぬのでは…?」などと感じてしまうこともあります。

 パニック障害の人が就労をするためには、まずは「パニック発作が出ること」を認めることが大切です。

そして、「パニック発作が出ること」を企業に伝えて、理解してもらえた状態で働きましょう。

また、「パニック発作が出るのでは?」といった感じに、就労中に少しでも不安を感じたら、ためらわず上司などに相談してください。