この記事では、放課後等デイサービス選びに迷われている方や調べ始めたばかり!という方に向けて、実際に複数通っている放課後等デイサービスの違いについてご紹介します。

小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

どこでも放課後等デイサービスは同じと聞くけど…

自閉症スペクトラム障害と知的障害を抱える息子は春から小学生になり、放課後等デイサービスにお世話になるようになりました。

1ヶ所よりも2ヶ所に通った方が良いとアドバイスを受けたため、2ヶ所の放課後等デイサービスと契約し、交互に行くようになったわけですが、息子が比較できるほど全く異なる特徴を持っていました。

今回は、自閉症スペクトラム障害と知的障害を抱える息子が通う、2つの放課後等デイサービスの違いについて、ご紹介したいと思います。

どこでも同じではない放課後等デイサービス

病院や学校以外で、療育を行ってくれるのが放課後等デイサービスです。

特に小学校の授業が全て終わってからの放課後に、特定の施設で療育を行ってくれる放課後等デイサービスは、自閉症スペクトラム障害や知的障害を抱える子どもにとって、非常にありがたい存在です。

子どもだけでなく、登下校に不安を持っているパパやママにとっても、小学校まで迎えに来てくれる放課後等デイサービスの存在は、とてもありがたいです。

加配の先生のアドバイスなどもあり、2ヶ所で放課後等デイサービスの契約を行ったのですが、実際に通ってみると二つの放課後等デイサービスは全く異なる特徴を持っていました。

息子が違いを比較できるほどの差となっていますので、一体どのような点が異なっているのか、二つの放課後等デイサービスの違いをご紹介したいと思います!

違い①:運動優先?勉強優先?全く異なる療育方針!

放課後等デイサービスの主たる目的は療育なので、どこの放課後等デイサービスも同じ療育を行うと思いきや、驚くことにそもそもの療育方針が異なります。

一つは足の整体に詳しい方が代表をしており、日々子どもたちにマッサージや体操指導を行ってくれている、運動優先の放課後等デイサービスです。

最低限の学校の宿題をやる時間は確保してくれているものの、勉強よりも体を使った療育を重きに置いています(そもそも勉強するスペースがとても小さい)

一方で、もう一つの放課後等デイサービスは勉強が中心となっており、勉学の療育がメインとなっています。

学校の宿題はもちろんですが、遊びの中にも知識が得られるような工夫が施されており、体よりも頭の運動を重視しています。

ただ気分転換で散歩したり公園に遊びに行ったりすることもあるようで、良い意味でメリハリが効いています。

雰囲気は学校に近く、ホームルームのような時間が設けられているようで、帰る時には今日楽しかったことを発表する場もあるとのこと。

何と人前に立つことの苦手な息子が、皆の前でブロック遊びが楽しかったと発表したことを先生から聞き、驚愕した覚えがあります。

パパやママの知らないところで、息子が立派に成長してくれているんだなぁと思うと、本当に感謝しかありませんね。

違い②:先生の発達障害に関する知識に差がある

これは仕方ないというか、どれくらいのレベルの先生を雇うかによって変わってくることなので、本来であれば比較すること自体が間違っているかもしれません。

しかし、毎日の送迎で先生がいつも違う状況の中、どうしても聞きたいことがあった時、どの先生に聞いても同じ答えを返してほしいと思うのが親の心情です。

放課後等デイサービスに通う日にちを変えるにはどのように連絡したら良いのか等、放課後等デイサービスを利用するにあたって解決しなければ通えなくなってしまうような問題については、やっぱりしっかりとした回答が欲しいですね。

また、送迎で帰ってきた際、勉強優先の放課後等デイサービスの先生はその日の子どもの様子を結構細かいところまで伝えてくれるので、

実際にどのような立ち振る舞いをしているのかが伺い知れるのでとてもありがたく思っています(ホームルームのような時間があったり、発表してくれたりしているのを知ったのは、いつも教えてくれているおかげです)

これは絶対必要というわけではなく、運動優先の放課後等デイサービスがダメと思っているわけではないですが、常日頃子どもと一緒にいることが多いため、手が離れたところでどう過ごしているのか?というのはきっとどのパパやママも気にしていると思います。

【違い③:施設の休日の開園日が違う】

これは僕も盲点だったのですが、どこの放課後等デイサービスも、休日は開園していないと思っていました。

しかし実際に放課後等デイサービスを利用するようになって知ったのですが、運動優先の放課後等デイサービスは祝日は平日扱いで開園していることを知り、何度か助けられました。

他にも平日の預かり時間も放課後等デイサービスの施設ごとで異なっており、放課後等デイサービスを選ぶ際の一つの基準になるのではないかと思いました。

どこでも同じだと思いがちな放課後等デイサービスですが、実際に利用してみると全然違っており、息子もしっかりと違いを認識しているようです。

その証拠に、勉強優先の放課後等デイサービスでは宿題をしっかりとこなしてきますが、運動優先の放課後等デイサービスではほとんど宿題をやってくれません。

双方の先生から施設での様子を聞くと、施設での態度も全く異なっており、息子もその場とその状況での立ち振る舞いを学んでいるようです。

放課後等デイサービスの利用を1ヶ所にするか2ヶ所にするか、はたまたそれ以上にするのか、いろいろな方法があるかと思いますが、放課後等デイサービスには様々な違いがありますので、しっかりと比較されることをお勧めします!