子育てにおける男女の違いは成長によって生まれる…!

自閉症スペクトラム障害と知的障害を抱える息子も今春より小学生となり、また一つ大きくなりました。

いつまでも小さい子どもだと思っているのは親だけであり、こうしている間にも子どもというのはどんどん成長していっています。

まだ小学生になったばかりだし、息子もまだまだ保育園児の延長みたいなものだと思っていた矢先、ママはある変化に気づいたようです。

今回は、子育てにおける男女の違いの悩みについて、体験を基に語っていきたいと思います!

いよいよ息子が男になる!?子育てが新たなステージを迎える!

幼稚園や保育園までは、男の子だろうと女の子だろうと、だいたい同じような子育ての方法で何とかなってきました。

一番上のお姉ちゃんの子育てが最初であったため、子育ての基本はお姉ちゃんの時にある程度はしっかりと確立されたと言っても過言ではありません。

しかし、息子が小学生になった今年から、ママがある変化に気付いたようです。

それは、『息子の力が強くなってきている!』というもの。

今までは、もし息子が道の真ん中で座り込んでしまったり、モールで大声を出して暴れそうになったりしたら、抱っこしてその場から退散するようにしていました。

家の中なら構いませんが、さすがに人様に迷惑がかかってはいけませんからね。

しかし、最近は息子の「男の子パワー」が強さを増しており、だんだんとママの力では抑制ができなくなりつつあるようです。

今はママと息子は一緒に歩いて登校しているのですが、息子の体力のたくましさを感じることもあるそう。

男の子と女の子の身長と体重は、小学校低学年のうちはさほど違いがないのですが、お姉ちゃんと息子を比べてみると、見えないところで体の構造には少しずつ差が付いてきているように感じます。

幸いにも、息子は入学前に比べたら、発語が増えてきたと同時に精神的な成長も著しく、ちゃんとママやパパの言うことに理解を示してくれるようになりました。

息子のたくましさと、息子の心が比例して成長していってくれれば、いつかは無理に息子の行動を抑える必要がなくなり、力ではなく対話で解決できる日がくるかもしれません。

それまではいろいろと大変ですが、頑張っていくしかないようです。

精神的な成長への期待!息子は息子なりに頑張っている!

将来を心から心配した幼稚園の年中さんの頃に比べたら、息子は想像以上の成長を遂げてくれています。

保育園の演劇発表会でしっかりと役を演じきった時も感動しましたが、小学生になってから算数の足し算ができるようになったことには、さらに驚きました。

「どうやって算数を教えれば良いんだろう?」

と小学校が休校していた頃は真剣に悩んでいましたが、支援学級の先生たちの教え方が上手だったのか、スラスラと解いていく姿を見て、久しぶりに目から汗が滲んできたのを覚えています。

また、給食の時間では給食当番も率先してやるようで、想像以上に積極的で意欲的に取り組んでくれることを知って、驚きを隠せませんでした。

自閉症スペクトラム障害はコミュニケーションは苦手だと言われていますが、息子は苦手なりに一生懸命前向きで毎日を過ごしてくれています。

ともなれば、僕ら親も全力で応えなければいけません。

あ、でも「親なりに」の全力で大丈夫だと思っていますよ!

パパやママは抜く時は抜く!子どものための悩める時間を確保しよう!

毎日忙しい中で、どうしても楽な道を選びたくなりますが、僕は楽な道を選んで良いと思います。

オンとオフをしっかりと見極めて、やるところはやる、抜くところは抜くようにするのが成功の秘訣だからです。

子どもは手の抜き方を知りませんし、目の前のことを全力で取り組むことが一番の成長の種になるのでそれはそれで良いと思っています。

しかしその一方で、発達障害を抱える子どもを持つ親の僕から見ても、同じような境遇の親御さんは頑張り過ぎているように感じます。

頼れるところは頼って良いはずですし、そのための支援学級や放課後等デイサービスだと思うのです。

そうすれば、もっと純粋に子どものことで悩めるので、子どもの成長をアシストできるようになります。

毎日に追われていると、悩む暇もなく毎日が過ぎていってしまい、子どものために悩む時間がなくなってしまいます。

悩むことで活路を見いだすこともあるので、是非子どものためにも「悩める時間」を作ってあげて頂きたいなと思います!