小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

あなたのお子さんは一人っ子ですかそれとも兄弟はいますか?

半分ぐらいのご家族が兄弟・姉妹がいると思います。

そんな中、1人だけ発達障害というケースは意外と多いと思います。

そのケースだとどうしても発達障害のある子供もほうに関わる時間が増えていると思います。

ですが、子どもからしたら発達障害とは関係なく、関わって欲しいと感じています。

そんな思いが続くと親からの愛情が感じられないことから非行に走ったり、ひきこもりになったりするケースは多いみたいです。

今回お話をするのは、そんな兄弟・姉妹の中で1人だけ発達障害があると起こりうる問題に対してどのように解決できるのかを記事にしました。

この話は、障害を持つ子育て家族を数多くサポートしている相談員さんから教えてもらった話を参考にしています。

発達障害を持った子どもの兄弟や姉妹のケアは大切!

改めてお話ししますと、僕には自閉症スペクトラムを抱える息子がいますが、息子は2番目の子どもであり、障害のない健常者のお姉ちゃんと、超低体重で生まれた妹の3人兄弟です。

妹も身体的な不自由があって発達支援を受けているので、実質心身共に不自由なく生活しているのは一番上のお姉ちゃんだけという環境です。

息子の小学校入学が近づく中、療育手帳を取得すべく発達支援の手続きをとっていたところ、

「お姉ちゃんのケアはちゃんとしていますか?」

放課後等デイサービスを申し込むべく、相談支援専門員の方と面談をしている時、突然質問が飛んできました。

ケアって何のことだろう?と思ったので、回答に困っていたところ、

「ちゃんとお姉ちゃんにも特別な愛情を注いでいないと、下の子たちのことを嫌いになっちゃいますからね」

相談支援専門員の方は、こう続けたのです。

一体どういうことなのか聞いてみたところ、発達支援に隠れた落し穴を教えてくれたのです。

兄弟や姉妹のケアは将来にも影響する?

これは赤ちゃんが生まれた際、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいると起こりやすいことなのですが、

今までは愛情の対象が自分に向けられていたのに、赤ちゃんに愛情の対象が変わったように感じられてしまい、お兄ちゃんやお姉ちゃんが赤ちゃんのことを嫌いになる。

という現象を一度は聞いたことがあるかと思います。

これは発達障害の子どもと障害のない子どもが兄弟になっているケースでも、起こり得るというのです。

ただ一つ違うところがあるとすれば、赤ちゃんはいずれ成長して手がかからなくなりますが、発達障害の子どもはずっと手がかかってしまうこと。

親としては、「手がかかるんだから仕方ない」と思っているわけですが、障害のない兄弟は納得しておらず愛情を注がれていないと感じてしまうそうです。

これが長年続き、いつか親が他界し、事実上障害のない兄弟が障害のある兄弟を見ることになった際、冷たい対応をとってしまう可能性が上がってしまうとのこと。

つまり、「手がかかるから」という理由で注いでいる愛情と同じだけの愛情を、障害のない兄弟にもしっかりと注ぐ必要があるのです。

では、一体どうすれば良いのでしょう…?

僕が悩んでいると、相談支援専門員の方は、にっこり笑って解決策を教えてくれました。

放課後等デイサービスを利用することで兄弟や姉妹へのケアができる!

「放課後等デイサービスを使えば良いのですよ!」

え、どういうことですか?

「放課後等デイサービスは、名前が放課後だから平日しか利用できないって思っている方が多いのですが、実は土曜日も利用できるのです!」

これは目からウロコでした!

まさか小学校がお休みでも放課後等デイサービスがやっているなんて!

今は自閉症スペクトラムを抱える息子の放課後等デイサービスの利用手続きをおこなっていますが、

超低体重で生まれた妹も放課後等デイサービスの利用手続きをおこなえば、土曜日は僕とママとお姉ちゃんの3人で過ごすことができるようになります。

発達障害があるからと今まで遠慮していた、お姉ちゃんが好きな映画鑑賞や職業体験、ちょっとお洒落なレストランでの食事など、お姉ちゃんだけのための楽しい時間を楽しめるようになるのです!

何となく気が引けるかも…と思っていたのですが、

「大丈夫です、放課後等デイサービスの施設では息子さんや妹さんは楽しく過ごしているわけですから、エコヒイキしているわけではありませんよ。

それに、お姉ちゃんにだって幸せを感じる権利はあるわけで、大事なのはバランスです」

と教えてくれたのです。

僕は、隣に座っていたママと思わず笑ってしまいました。

「これで皆幸せになれるね!」

兄弟姉妹が幸せになってこそ、家族の絆が生まれる!

障害を抱える子どもを支えるのは、親だけではありません。

同じ屋根の下で暮らす家族にも、少なからず協力してもらう必要があります。

一番避けなければいけないのは、障害のない家族が

「障害のある兄弟がいるせいで、自分が不幸になっている」

と思ってしまうこと。

障害を抱える子どもだけじゃなく、家族皆が幸せになるためには、障害を持たない家族も幸せを感じる必要があると思っています。

その一つの手段として放課後等デイサービスがあると思いますので、上手に活用していきたいですね!