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目で見てわかる安心感!ポラリスの教室で行っている4つの「構造化」

前回の記事では、自閉スペクトラム症など発達障害のあるお子さんがパニックや自傷を起こさず、

安心して過ごすための環境づくり「TEACCHプログラム(構造化)」について解説しました。

「言葉だけの指示では動けない子も、目で見る情報があれば自立して行動できるようになる」というこの素晴らしい仕組みを、

私たち放課後等デイサービス「Polaris(ポラリス)」では、すべての教室で全面的に取り入れています。

今回は、ポラリスの教室の中で実際に行っている「4つの構造化」の具体的な取り組みをご紹介します。


1. 物理的構造化(部屋や空間の役割を分ける)

ポラリスの教室では、お子さんが「今、自分が何をすべきか」を直感的に理解できるよう、空間の役割を明確に分けています。

目的別に部屋を完全分離

 「遊ぶ部屋(プレイルーム)」「学習する部屋」「就労訓練をする部屋」をそれぞれ壁やパーテーションで区切り、活動と場所を1対1にしています。

 これにより、「勉強する部屋に入ったら自然と集中モードになる」という切り替えができるようになります。

学年(年齢)に合わせた空間づくり

 低学年の部屋は、さらに「本を読むスペース」「身体を動かすスペース」など、視覚的にわかりやすく区切って混乱を防いでいます。

 一方で、高学年になっていくにつれて、あえてその細かい区切りをなくしていきます。

 これは、「将来、パーテーションで区切られていない一般社会(職場など)に出たときにも、自分で集中をコントロールできるようにする」という、

 就労準備型ポラリス教室ならではのステップアップを見据えた工夫です。


2. スケジュール化(1日の流れを「見える化」する)

先の手通しが立たない不安から起こるかんしゃくを防ぐため、ポラリスでは時間の見える化を徹底しています。

イラスト+文字のスケジュールボード

 教室の見える場所に、その日の流れを示したボードを掲示しています。

 イラストを使って直感的に理解しやすくするだけでなく、あえて「文字」も一緒に入れることで、

 「見て理解する(視覚)」と「読んで理解する(言語)」の両方を自然に学べるようにしています。

口頭でのダブルサポート

 ボードでの視覚支援に加え、朝の会や学校から到着したタイミングで、スタッフから口頭でも一日の流れを伝えます。

 視覚と聴覚の両方から情報を補うことで、より深い安心感に繋げています。


3. ワークシステム(やるべき手順を明確にする)

「次に何をすればいいの?」とお子さんが迷って立ち止まってしまわないよう、行動のステップを仕組み化しています。

来所時の流れをイラスト掲示

 「ポラリスに着いたら、まずはカバンをロッカーに片付ける」「手洗いをする」といった一連の流れをイラストで掲示し、

 子どもたちが自分の力で準備できるようにしています。

就労訓練プログラムの手順書

 中高生向けに行う就労訓練プログラムでは、作業の工程から挨拶、全体の流れに至るまで、すべてイラストと文字で作成された「手順書」を用意しています。

 お子さん自身が手順書を読み込み、理解してから作業に取りかかる訓練を繰り返すことで、将来の「指示を理解して働く力」を養います。


4. 視覚的構造化(直感的にわかる工夫)

言葉が苦手なお子さんや、整理整頓が苦手なお子さんのために、お部屋の至る所に「パッと見てわかる」工夫を散りばめています。

写真付きのお片付けスペース

 おもちゃや訓練道具を片付ける棚・箱には、中に何をしまうのかがひと目でわかる「写真」を貼り付けています。

 これによって、「どこに片付ければいいかわからない」というストレスをなくし、自主的なお片付けを促します。

絵カードによるコミュニケーション

 発語の少ないお子さんや、自分の気持ちを言葉にするのが苦手なお子さんには、感情や要求が描かれた「絵カード」を使用します。

 言葉の壁をカードが補うことで、お互いの意思疎通がスムーズになり、もどかしさからくるパニックを防ぎます。

 


まとめ:自分で「できた!」という自信を育むために

ポラリス教室がこれほどまでに「構造化」にこだわるのは、子どもたちに「スタッフに言われなくても、自分の力でできた!」という成功体験をたくさん積んでほしいからです。

環境を整えてあげるだけで、子どもたちのパニックは劇的に減り、本来持っている素晴らしい集中力や能力を発揮できるようになります。

ポラリス教室では、これからもお子さんの成長や段階に合わせて環境を変化させながら、将来の自立に向けた温かいサポートを続けてまいります。

▼あわせて読みたい関連記事

「TEACCH(ティーチ)プログラム」とは?パニックや自傷を防ぐ環境づくり

発達障害の子どもの自傷・他害を減らすには?原因と正しい3つのステップ

 

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ポラリス大治教室が「低学年」と「高学年」の空間を分ける理由

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