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発達障害の子どもの自傷・他害を減らすには?原因と正しい3つのステップ

発達障害のあるお子さんの自傷や他害。

「ケガをしないか心配」

「お友達にケガをさせたらどうしよう」

「どうしてこんなことをするの?」

と、毎日不安や自己嫌悪を抱えていませんか?

自傷や他害は、決して「しつけが悪い」から起こるわけではありません。

適切な対応と環境づくりを、長い期間をかけて行っていくことで、少しずつ減らしていくことができます。

この記事では、自傷・他害を減らすための3つのステップ「①理解する」「②環境を整える」「③関わりを統一する」について詳しく解説します。

ステップ①:原因を「理解する」

自傷・他害を減らすための第一歩は、「なぜその行動が起きているのか」を特定することです。

いつ、どんなときに起こったのかを記録してみましょう。

【自傷によくある原因】

  • わからないことが続くことへの不安
  • 急な予定変更による混乱
  • 自分の気持ちをうまく伝えられないもどかしさ
  • 暇な時間に何をすればいいかわからない
  • 遊びが楽しすぎて興奮しすぎた

【他害によくある原因】

  • 不安や混乱、気持ちを伝えられないもどかしさ(自傷と同じ)

  • 怒りなどの強い感情をコントロールできない

  • 自分の要望が通らないことへの不満

  • 叩かれた人の反応(怒る、驚くなど)をおもしろがっている

  • 「叩く=悪いこと」と理解していない

  • 自分に対して攻撃的な人がいた(防衛本能)

私たちにとって「当然わかるだろう」と思うことでも、お子さんにとってはハードルが高い場合があります。「困った行動」の裏にある「困っている気持ち」を理解してあげましょう。

ステップ②:「環境を整える」

原因が見えてきたら、次は自傷・他害が起きにくい生活環境を整えます。

  • 見てわかる環境にする  

 「ここで何をするか」「どこに行けばいいか」を言葉だけでなく、絵カードなどで視覚的にわかりやすく伝えましょう。

  • 刺激を減らす(感覚過敏への配慮)

 音に敏感な子にはイヤーマフを用意したり、静かな場所を確保したりして、不快な刺激を取り除きます。

  • コミュニケーションツールを活用する

 言葉で伝えるのが苦手な子には、気持ちや要求を指差しで伝えられる「絵カード」などを用意し、コミュニケーションをサポートします。

  • スケジュールを明確にする

 「次は〇〇をする」という見通しを持たせることで不安を減らします。急な変更がある場合も、事前に視覚的に伝える工夫が必要です。

ステップ③:「関わりを統一する」

実際に自傷・他害が起きてしまったとき、周囲の対応がバラバラだと行動が悪化することがあります。

家族や支援者の間で、対応を統一することが非常に重要です。

【自傷が起きたときの対応】

力づくで止めようとすると、全力で抵抗して危険です。

まずは「被害を最小限に抑えること」を優先します。

壁に頭を打ち付けるならクッションを挟むなど、安全を確保し、本人が落ち着くのを待ちます。

【他害が起きたときの対応】

他害の兆候が見えたら、対象となる人から離したり、気をそらせたりします。

「叩くのを我慢できた」ときは思いきり褒め、成功体験を積ませましょう。

やってはいけないNG対応

  • 過剰に反応する

 叩かれたときの反応をおもしろがっている場合、逆効果になります。

  • 要求に応える

 叩いた後に要求を通してしまうと、「叩けば言うことを聞いてくれる」と学習してしまいます。

  • 叩き返す・感情的に怒る

 痛みを教えるためにやり返したり、怒鳴ったりしても、発達障害の子には伝わらず、恐怖や不信感を植え付けるだけです。落ち着いて、短く「叩くのはダメ」と伝えましょう。

医療との連携が必要な場合も

あまりに症状が重く、環境調整や対応の工夫で改善が見られない場合は、小児科や精神科の医師に相談し、薬物療法を検討することも一つの選択肢です。(※薬の種類や副作用・リスクについては、必ず医師としっかり相談してください)

まとめ:焦らず、少しずつ進んでいきましょう

自傷・他害を改善していくためには、以下の3つがカギとなります。

  1. 理解する (行動の裏にある原因を見つける)
  2. 環境を整える (起きにくい環境をつくる)
  3. 関わりを統一する (起きたときの正しい対応を徹底する)

一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けながら、焦らずにお子さんに合った方法を見つけていきましょう。

参考サイト

〇発達障害の子どもにはどういった薬が用いられるのでしょうか?  /日本小児神経学

〇強度行動障害・児の自傷行為への対応

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