小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。
パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。
発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。
「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!
今回は4月から小学校に入学する息子の話と、私たちを今後長らく利用することになる放課後等デイサービスについてお話します。
放課後等デイサービスを利用することで入学する息子の不安要素が1つ消え、さらには私たち親の負担も減らすことができます。
ぜひその放課後等デイサービスというサービスについて共有させてください。
発達障害の息子が小学生になると家族の負担が一気に増える!
自閉症スペクトラムを抱える息子もすくすくと育ってくれて、はれて春から小学生となります。
今は保育園でサポートの先生がマンツーマンで付きっきりで息子の面倒を見てくれているため、特に不安は抱いていなかった(息子はサポートの先生が大好き)のですが、小学校就学となると話は別です。
支援学校へ見学の際、支援学校の先生方から「通常の小学校の支援級でも大丈夫でしょう」と支援級を後押しくれたわけですが、小学校はあくまで教育の場であるため、マンツーマンというわけにはいきません。
そして何より、息子はまだ小学生になることを拒んでいます。
お姉ちゃん(障害のない小学2年生の姉がいます)が毎日ランドセルを背負って小学校へ行くのを見送っているのに、ランドセルは「いらない」の一点張りです。
秋に行われた就学前検診でも大暴れした息子は、年が明けてもまだ小学校を受け入れていない様子。
新しい環境への慣れに時間がかかるのは自閉症スペクトラムの特徴であるため、今までは仕方ないと思っていましたが、障害を持つ息子の環境は、いつまでも同じというわけにもいきません。
小学生は楽しいところと思ってくれれば良いのですが、おそらく時間はかかるだろうというのが僕たち両親の所感です。
入学を前に心配なことが絶えない息子の小学校入学ですが、心配事は精神的な内容に留まりません。
我が家で一番に問題になったのは、息子の小学校からの「下校」です。
小学校への車での送迎は認められていないため、毎朝小学校までは親と毎朝一緒に登校する必要があります。
朝は息子の登校と妹(超低体重児として産まれた年少さんの妹がいます)の保育園送迎をママとパパである僕が役割分担することで乗り切れるのですが、夕方の下校はそうはいきません。
僕は仕事中ですし、保育園の妹は車での送迎が必須です。
そして案の定、息子の下校は徒歩でのお迎えとなるので、ママ一人の手ではとてもではありませんが足りなくなってしまうのです。
おじいちゃんやおばあちゃんの手を借りようにも、車で片道1時間かかるので現実的ではありません。
自閉症スペクトラムを抱える息子が小学生になることが、こんなに難しいだなんて。
絶望に打ちひしがれた僕とママを救ってくれた救世主こそ、『放課後等デイサービス』だったのです!
放課後等デイサービスは発達障害の息子と家族の心強い味方!
放課後等デイサービスとは、障害を持つ子どもと家族のためにあるサービスで、学校が終わってからの放課後の間、療育と呼ばれる発達支援をおこなってくれるサービスのことです。
放課後等デイサービスの事業所では、こころとからだのバランスを整え、子どもの発達をより良い状態に導くことを目的としています。
事業所へ実際に見学に行き、面談をしたり、息子が施設でいろいろな体験をしたりして、息子にとって居心地の良い施設を探しました。
幾つか施設を見学し、春から2ヶ所の施設に通うことができるようになりました!
発達の支援を行ってくれるだけで十分ありがたいのですが、なんと小学校での学習が終わり下校になったタイミングで、なんと放課後等デイサービスの施設のバスが小学校まで迎えに来てくれて、施設まで連れていってくれるのです!
僕らのような、特に兄弟がいる家庭にとっては、手が不足しがちな環境の中で非常に助かります。
しかも施設の職員の方は、発達障害のある子どもを支援しているため、発達障害への理解があります。
発達障害への理解…当り前のように感じますが、発達障害の支援が広がっていてもまだ差別的な目で見られることは少なくありません。
発達障害の子どもを持つ親としては、ただただ子どもに「人生って楽しいな」「生まれてきて良かったな」と思ってくれることを願っています。
もっともっと、発達障害を持つ子どもたちが生きやすい世の中になって欲しいと思うばかりです。
ちなみに、春から息子が通うことになっている施設では、施設の開所時間帯は18時までとなっているのですが、終わってからは自宅まで送迎してくれます!
親にとっては何かと忙しい夕方ですが、買い物したり晩ご飯を作ったりする時間が確保できるため、とてもありがたく思います。
まとめ
障害を持つ子どもの発達支援では、一見子どもに向けた支援のように感じますが、
僕は放課後等デイサービスのことを深く知るうちに、子どもだけじゃなくて家族もサポートしてくれているんだなと感じるようになりました。
まだ幼い子どもが発達支援のサービスを受けるには、家族の存在が欠かせません。
しかし、どれだけ良いサービスであっても、家族の負担があまりにも大きいと、せっかくのサービスも受けにくくなってしまうのです。
放課後等デイサービスは、小学校が終わった後の放課後という、家族にとって負担が大きくなる時間帯の手助けをしてくれます。
息子は放課後等デイサービスの施設が大変気に入ったようなので、小学校も好きになってくれることを願っています!