相手からの言葉の意味を理解していても、その返事や報連相が出来ないと、理解していない事と判断されてしまいます。

やり取りに長けている人でも、コミュニケーションで悩む事は多いですが、苦手な人でも、少なくとも返事や報連相に気を付けようと心掛ける事で、気持ちも伝わり、相手とのやりとりを円滑にさせることは可能だと言えますね。

しかし、その為には、早期からのコミュニケーションの土台を作っておくことが重要となってくると言えます。

今回は、返事や報連相が苦手なお子さんをお持ちの保護者の方々に対して、Polaris(ポラリス)教室が提供するサービスを、一部ご紹介させていただきます。

早いうちから、返事や報連相を鍛えて、少しでも改善させ、大人になってからのコミュニケーションを円滑にさせていきましょう。

社会人になってから特に必要になるコミュニケーション能力

社会人になってから、最初に特に仕事で必要になる重要な能力は、返事や報連相を代表とする、「コミュニケーション能力」だと言えます。

例えば、入社した会社での最初の仕事は、最初に先輩から教えてもらったことを、再現することがメインとなります。

その際に、仕事の流れを理解していたとしても、その流れについて、自分の言葉で伝えることができなければ、それは理解していないと評価されてしまいます。

せっかく理解しているのにも関わらず、とてももったいないことなので、少なくとも、自分の仕事について、自分の言葉で表現できるようになっておくことが重要となります。

又、返事がない場合、気にしない人も確かに存在します。

しかし、ほとんどの人は返事がない場合、やる気がないと判断してしまう人がほとんどです。

一方で、理解していないのに、返事をしてしまうことも問題となっています。

これは、逆に適当に返事をしていると判断されてしまうので、結局、信用されない人物として評価されてしまいます。

その為、返事に関しても、相手の言葉を理解した上で、適切な反応をすることが重要になってきます。

社会人の場合は特に、上司や部下、取引先との関係を上手にマネジメントすることも、仕事を円滑にさせていく為には重要となっていきます。

最近の働く環境は変化してきていますが、基本的な部分は不変であり、例えば、何か失敗した時にすぐに報告することで、その失敗のダメージを低減させることが出来ます。

又、業務を遂行中に、分からない点が出た場合に、その時に相談する必要も出てきますが、この相談をしないで勝手に進めてしまった為に後々大きな失敗となり、なぜ相談しなかったのかといったことで、問題になってしまうこともあります。

その為、もしこれらのことが苦手な場合は、早期からコミュニケーションが円滑にできるようになるために、訓練が必要になってきます。

人付き合いの為には、最低限のコミュニケーション能力が必要

人付き合いの為には、最低限のコミュニケーション能力が必要で、この延長線上に、仕事でのコミュニケーションがあるといっても良いと言えます。

その為、学校などでの友達との普段の何気ない会話などが、人付き合いを円滑にする為に、非常に重要となってきます。

もし、お子さんの友達付き合いが苦手な場合は、学校以外でも良いので、誰かと遊んだりできる友達を作れる環境がある方が、お子さんにとっても良い環境だと言えます。

あまりにも、人付き合いが苦手な場合、大人になってから孤立してしまうことが多いと言えるのかも知れません。

青年期などの友人関係は、大人になってからも続いていく可能性が高く、大人になってからの人付き合いというのは、相手の情報が分かりにくいこともあり、親密にさせていくことが難しくなっていきます。

その為、青年期に普段の何気ないコミュニケーションをしっかりとれる友人がいることは、大人になってからの人生そのものに影響するといっても差し支えないので、なるべく早期から親密な友人関係を構築できるようにしておくとが良いと言えます。

ITツールが発達した上でも、コミュニケーション能力は必要

現在、ITツールが発達していますが、一見すると、返事や報連相は重要ではなく、その人のプログラミング能力などの技術やスキルが重要になると思いがちです。

しかし、ITツールの活用においても、業務上での報連相のコミュニケーション能力は重要になっています。

例えば、仕事を発注してもらった場合、いつまでに何をやるか、どこまで進捗具合が進んでいるのかなど、報告・連絡・相談が、成果物の品質以上に重要な場合も時としてあります。

その為、ITツールを活用する場合でも、返事とはいかないまでも、報連相などの業務上必要なコミュニケーション能力は重要となっています。

これらのように、お子さんが返事や報連相などのコミュニケーション能力が優れていれば、それは「働く力」を向上させることに直結します。

その為、出来ればお子さんのコミュニケーション能力の発達過程である思春期に、それを改善させることが出来れば、どういった働き方にも適応できるようになると言えますね。

これらを踏まえた上で、改善するにはどうすれば良いのかについて、具体的にみていきましょう。

具体的に改善するにはどうすれば良いのか?

では、具体的に改善するには、どうすれば良いのかについてみていきましょう。主に改善するには、

➀早期からのコミュニケーション訓練プログラムを受講する、

➁スポーツや趣味などのサークル活動に積極的に参加する、

➂読書を習慣付ける、

これら3つの事柄を実行することで、お子さんの返事や報連相の改善を見込めるようになります。

では、1つ1つみていきましょう。

➀早期からのコミュニケーション訓練プログラムを受講する

Polaris(ポラリス)教室では、早期からのコミュニケーション能力を向上させる為の訓練プラグラムをおこなっています。

このプログラムでは、実際に就業することを想定した訓練プログラムをおこなっており、始める前にあいさつとルールの確認を導入しています。

スタッフがルールを読み上げるごとに、全員で「はい」と必ず返事をすること、作業を伝えられたら「はい」と返事をするというルールを全体に設けています。

又、確認する時にはどうすれば良いのか、セリフを全員に統一して伝え、カンペも用意しているので、習熟しやすい環境を提供しています。

さらに、全員同じセリフを言う事になる為、視覚的にも聴覚的にも覚えることができるようになっています。

これらの訓練プログラムを習慣的に行うことで、現在では、当プログラムに参加したお子さんのほとんどが、促されていなくても、自発的に返事や報告が出来るようになりました。

➁スポーツや趣味などのサークルに参加する

スポーツや趣味などのサークルに参加することで、お子さんのコミュニケーション能力が改善される可能性があります。

趣味やサークルで、自分と同じ趣味や志向をもつ友達と過ごすことが出来れば、コミュニケーション能力も向上していくものと言えます。

その為、もしお子さんの希望があれば、スポーツや趣味などのサークルに参加してみても良いかもしれません。

同じ目的を持つことで、コミュニケーション以外でも、協調性や上下関係も学べるので、「働く力」の向上に寄与することが期待できます。

➂読書を習慣付ける=読解力を鍛える

デジタル情報が流通して久しいですが、これらのITツールの発達が、子供のコミュニケーション能力の向上を阻害している面も否めません。

その為、ITツールを消費するのではなく、あくまでも活用して働く力を向上してもらうことが重要であると言え、その為には、本を読む習慣を身に付けてもらうことが重要と言えます。

本には、主に情報を取得する為の本、そして、人間の心情を読み取る為の本の2つに大別できますが、お子さんがまだ思春期の場合は、基本的には小説などの相手の心情を想像できるような本を習慣的に読み込んでもらうことが重要となります。

例えば、夏目漱石の「こころ」は、人間の複雑な心の動きを丁寧に表現しており、コミュニケーションの前提である人間の心情を理解することに繋がります。

一方で、情報を取得する為の本については、お子さんの興味のある社会・経済・文化の本を読んでもらうことで、基本的な社会の仕組みを早い段階から把握することが出来るようになります。

これは、大人になってからも、仕事や人生の判断材料として活用できるので、とても重要になってくると言えます。

これらのように、読書をすることで、人間の心情を想像出来、土台となる基本的な知識を養うことが出来る為、コミュニケーションの土台となる読解力の向上に繋がります。

結果として、働く力も向上しますので、ぜひ習慣付けてもらうことをオススメ致します。

まとめ

これまでみてきましたように、コミュニケーション能力を子供の内から、早期に改善されないまま大人になってしまうと、お子さんの「働く力」が低下してしまう可能性が高くなってしまいます。

改善されないままになってしまうと、大人になってからの働く力を阻害してしまうことに繋がってしまいます。

Polaris(ポラリス)教室では、早期からお子さんの「働く力」を向上してもらう為に、様々な訓練プログラムを用意しています。

先述のサービスもその一環で、他にもライフスキルトレーニングを中心とした生活訓練型と、将来の働く力を身に付けてもらうことを中心とした就労準備型の2つのサービスを提供しています。

ここで、お子さんのコミュニケーション能力を改善することが出来れば、スポーツなどのサークル活動に参加し、実生活でコミュニケーション能力を養っていっても良いと言えますね。

又、1人の時間の時に、読書を促してあげることで、今後、働く力を向上させる読解力を身に付けてもらっても良いかもしれません。

これらのように、返事や報連相のコミュニケーションの齟齬を改善できる環境は整っています。

その為、まずは最初の一歩として、お悩みの方は、Polaris(ポラリス)教室のサービスを試してみてはいかがでしょうか。