今回お話しするのは、お子さんが就職する前に着けておいた方がいいスキルがあります。

結論から申し上げますと「働く力」です。

これらは、子どもが将来的に自立するにあたって大切なことで、早期からの療育の積み重ねが必要です。

よく、療育は早ければ早いほど効果がある、と言われることがありますよね。

Polaris(ポラリス)教室でも、この働く力を身に付けてもらうために早期からの療育をお勧めしています。

これらの働く力が必要な理由を現在の障害者就労のバックグラウンドからお話ししたいと思います。

就労訓練をやらないといけない理由とは

お子さんが18歳になったときのことを想像してください。

どんな進路を想像されますか?

現在、特別支援学校卒業生の94%の人が一般企業に就労・福祉サービスを利用して社会に出ます。

10人中9人以上がです。

これは、健常者の18歳で就労をする率と比べると驚くほどに高いです。

しかしこれが現実です。

特別支援学校では就労訓練がありますが、それ以外に働くために必要なことを学ぶ機会はほとんどありません。

一方、学習については塾や通信教育が世の中に溢れ返っています。

では、なぜ?働くことを学ぶ機会はほとんどないのか?

それは、多くの人が社会に出る前の学生時代にアルバイトの経験するからだと思います。

アルバイトの経験により、人間関係、お金を稼ぐこと、サービスとはなど色々なことを学べます。

それこそ、学校では教えてくれない生きた授業だと思います。

だからこそ、わざわざお金を払って働くことを学ぶ人はいません。

しかし、障害を持った学生がアルバイトをしていると聞くことは少ないです。

しかも、アルバイトの募集は大学生を中心に募集していることや、高校ではアルバイトを禁止しているところも多いかと思います。

こうなると、特別支援学校の学生がアルバイトできるかというと、なかなか難しいのではないでしょうか。

では、障害を持った学生はどこでそれを学べば良いのでしょうか?

現在、実際に働くことを学べるのは一部の就労準備型放課後等デイサービスしかありません。

それもまだ数は少なく、働くことを学べないまま社会人になっている方が多いです。

就労訓練が必要な理由

働くことを学ばず社会にでると3つのデメリットがあります。

1 早期離職 

2 働くことに恐怖をおぼえる

3 ひきこもりなどの2次障害

働くことの準備や社会に出るために必要なスキルが十分に育たずに就職をすることになってしまい、

上記のように早期に離職をしてしまったり、

働くことに恐怖を覚えてしまい、

うつ病や引きこもりなどの二次障害を引き起こしたりするケースが多く、働くことを選択できなくなることがあります。

このような学生を減らすためにポラリスでは学生の時から働く力を身につけることができる場所作りました。

その場所とは、Polaris(ポラリス)教室の就労準備型と生活訓練型です。

就労準備型Polaris(ポラリス)教室

就労準備型では、就労を考えている子ども向けに働くために日々の作業訓練やソーシャルスキルトレーニングの中で基礎をしっかりと築き上げ、ステップアップを目指して取り組んでいます。

子ども一人ひとりの特性を配慮してPolaris(ポラリス)教室独自のプログラムを開発・提供しています。

具体的には、就労支援事業所の作業を参考にして開発した訓練キットを使用し、基礎作業トレーニング、応用作業トレーニングをはじめ実際に就労支援事業所での体験実習(インターン)といった3つのステップからなる働く力の向上を目的とした作業訓練プログラムや、

仕事の技量面だけでなく、他者との適切なかかわり方をする上で必要な社会性を習得するための「ソーシャルスキルトレーニング」と呼ばれる対人技能訓練を併せておこなうことで、働く上での集中力や技量、職場や日常での社会スキルを向上する2つの療育プログラムを提供しています。

また、事業所内の就労訓練に限らず、応用トレーニングとして、

実際に提携している就労施設に行って仕事を体験するというインターンシップ制度を採用しています。

生活訓練型Polaris(ポラリス)教室

一方の生活訓練型では、自立する上での欠かすことのできない『生活力』の習得を目指すトレーニングを提供しています。

子ども一人ひとりの困り感と向き合い、個別プログラムを用意し、課題に応じて取り組んでいます。

具体的にはライフスキルトレーニングという子どもに生活習慣内容を教え、実践を促して習得をめざしていくものや、

認知プログラムといった身体面・学習面・社会面の3つのトレーニングで見る力、聞く力、集中力、記憶力、想像力の向上を目指す療育プログラムです。

このプログラムにより、将来に向けた自立や社会スキルの土台となります。

まとめ

Polaris(ポラリス)教室では、小学生の時は生活訓練型で学びながら社会性の土台を作り、中高生でその土台の上に働く力を築き上げるという2段構えの療育プログラムを展開しています。

これにより、社会に出てから学ぶのではなく社会に出る段階で学んである状態にする教育プログラムです。

これから一緒にお子さまの働く力を伸ばしませんか?

10人中9人が満足する療育プログラム

Polaris(ポラリス)教室では、お子さんの発達課題に合わせたプログラムをご用意します。
早期からの療育でお子さんの将来のできることを増やしませんか?

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Polaris(ポラリス)教室でお子さんの課題に合った支援方法を一緒に探しましょう。