放課後等デイサービスの数が増えてきて事業所を選べる時代になりました。

だからこそ、お子さんにあった事業所を選びたいですよね。

最近の放課後等デイサービスは事業所によって療育内容やサービスが大きく変わります。

「たくさんあるけど、どこの放課後等デイサービスが子どもにあっているんだろう。」

今回はそんなお悩みを解決する記事です。

放課後等デイサービスを現在利用している方もこれから利用を検討している方にも役に立つ内容になっております。

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスとは、発達障害や知的障害などの障害のある就学児童(小学生・中学生・高校生)が学校の授業終了後や長期休暇中に通うことのできる施設です。

この放課後等デイサービスは2012年の児童福祉法改正により設置されました。(以下児童福祉法 第六条の二の二)

この法律で、放課後等デイサービスとは、学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第一条 に規定する学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。
出典:児童福祉法

この改正を機に、年齢や目的別に児童発達支援 ・医療型児童発達支援 ・放課後等デイサービス ・保育所等訪問支援へと再編成されました。

簡単まとめ

・発達に心配のあるお子さんに対して発達の支援をするサービスです。

・学校終了後や学校がお休みの時に利用ができます。

・利用料は国や市が9割、利用者負担が1割で月額上限も決まっているので安心してご利用頂けます。

・療育手帳を持っていなくても市町村で申請する受給者証があれば利用できます

放課後等デイサービスの現状

放課後等デイサービスの事業所の数と利用者の数の7年間の推移

2012年から始まって6年間で事業所の数は5倍、利用している人の数が4倍と現在急激に増え始めている福祉サービスです。

放課後等デイサービスと学童との違い

よく説明をするときに学童となにが違いますかと言われます。

下記に学童と放課後等デイサービスの違いを表にしてみました。 違いを見ると全く違うんですね。

実は定員数も放課後等デイサービスは1日10人定員の事業所が多いです。対して学童は 1日40~70人定員になります。

放課後等デイサービスと学童の違い一覧表

その点、放課後等デイサービスは1人1人に手厚い支援をすることができます。

放課後等デイサービスの特徴

下記が学童から放課後等デイサービスに移られる方が多い理由だと思います。

放課後等デイサービスの支援の特徴

逆に集団になれて学童を再度利用される方も多くいらっしゃいますのでどちらがいい悪いではなくてお子さまにあった方を選ばれるのがいいかもしれません。

なにを基準に放課後等デイサービスを選べばいいのか?

放課後等デイサービスを選ぶときのポイントとして下記の3つを注目したいです。

1.〇〇特化型放課後等デイサービス

2.送迎があるかないか

3.将来を見越して放課後等デイサービスを選ぶ 

【〇〇特化型】放課後等デイサービス

放課後等デイサービスを利用している人の数でも書いたようにここ数年で事業所が大幅に増えました。

出来た当初は事業所の数が少なく利用できるだけでありがたいという時期があり、中には YouTubeやDVDを見せるだけのアンパンマン療育という事業所もあったと聞きます。

しかし当たり前ですが現在ではそういった事業所は淘汰されています。

それだけ今は数が増えてサービスの質が求めれるようになりました。

現在では、色々な支援のやり方が変わってきたと思います。 就労準備型、生活能力特化型、運動療育型、学習特化型など本当に色々な強みを持つ事業所が あります。

地域の放課後等デイサービスのホームページやSNSなどをチェックし、見学の際になにを強みにサービスを提供するのかしっかり聞き、お子さまにとってなにが必要かを見極めて欲しいと思います。

送迎サービスがあるか

これは選ぶ際に重要ですね。

送迎サービスとは、例えば授業終了後に学校にお迎えに行き事業所まで連れて行き、支援が終了したらご自宅までお送りします。

もちろん学校が休みの日はご自宅にお迎えに行き、終了後もご自宅にお送りします。

このサービスによりお父さん、お母さんが仕事をしていても事業所を利用できます。

実際に子どもが利用を開始してから、働き始めるお母さんは多いです。

将来を見越して事業所を選ぶ

お子さんの将来のキャリアを考えると色々な道があります。

例えば小学生のお子さまだと中学校は地域の学校か、特別支援学校を選ぶのかによって支援の内容は変わってきます。

地域の学校でも普通級か支援級かでも変わってきます。

将来の就職をどのように考えているか?これによってもたくさんの選択と今やるべきことがわかれると思います。

まとめ

これらを踏まえると、今の放課後等デイサービスはいわゆる「塾」のような役割をしているともいえます。

特化型放課後等デイサービスが増えたことにより塾や習い事みたいな感覚で、将来のためになにを習うと良いのか?こんな風に考えると事業所の選び方もイメージが湧きやすいかもしれないですね!