放課後等デイサービスや児童発達支援の1日の流れや料金って事業所を選ぶ際は気になるポイントですよね。

お子さんにとって貴重な時間を使うので、1日や学校終わりの放課後に何をやっているのか気になる方もいらっしゃるかと思います。

料金も1割負担といえども実際にはいくらになるのでしょうか。

児童発達支援や放課後等デイサービスの利用を検討している方の参考になればうれしいです。

利用するにあたり気になる利用料金や1日の過ごしかたを説明したいと思います。

提供されるサービスは事業所によって違うところもありますが時間や流れなどはどこの事業所もだいたい同じになるかと思います。

サービス利用料金

児童発達支援・放課後等デイサービスの利用料金は自治体によって定められていますが平均的に一回の利用料金は1万円前後です。

しかし、児童発達支援・放課後等デイサービスは児童福祉法に基づく障害児を対象とするサービスのため市町村が利用料の9割を負担して利用する方の負担は1割になります。

そのため1回の自己負担での利用料金は1000円前後になります。

ただその1割の自己負担にも世帯年収に応じて上限があり、利用の回数に関わらず上限に達するとそれ以上の自己負担金は発生しません。

自己負担額の上限に関しては下記の表を参考にしてください。

自己負担上限額一覧

しかし、これはあくまでも保険請求範囲内での利用料金になりますので、事業所によってはおやつを出していたり、お出かけやイベント事などの事業所が独自に用意したり企画しているものは「おやつ代」や「活動費」として別途料金がかかります。

そのため、事前に事業所の1か月の活動予定表で確認しておくことをお薦めします。

また、利用や1割負担の料金の条件として市町村が発行している「受給者証」が必ず必要になります。

この受給者証は障害者手帳がなくても取得ができるものなので、事前に各市町村の福祉担当窓口で確認しましょう。

詳しくは下記のリンクを参考にしてください。

放課後等デイサービスの一日の流れ

放課後等デイサービスの一日の利用の流れは平日と学校休業日では内容が異なり、活動の詳しい内容も事業所によって異なりますが、一般的には平日は学校が終わる14時から15時の間に学校から事業所への送迎があります。

事業所に到着し、手洗いうがいや熱を測る等の健康チェックを終えたら、個々に合わせたプログラムや集団での遊びや学習・就労訓練などの主活動があります。

主活動を終えた後は好きなように遊ぶことが出来る自由時間になります。

その後、17時から18時の間に帰りの会や自宅への送迎があります。

休日は9時から10時の送迎時間が多く、健康チェックや朝の会を終えたら午前は自由時間となることが多く、午後からイベントなどの主活動があります。

ただ、遠方へのお出かけの場合や一日を要するイベントなどであれば午前中から主活動に入ることがあります。

その後おやつの時間や勉強、掃除などの時間があり、帰りの送迎になります。

学校休業日は平日よりも終わる時間が1時間ほど早いところがほとんどです。

事前に朝や帰りの送迎の時間やお子さんにとって有意義な個別支援の時間があるかなどを事前に確認しておくといいかもしれません。

放課後等デイサービスの主活動については様々な事業所の種類がある現在では事業所の療育内容によって異なります。

児童発達支援事業所の1日の流れ

児童発達支援の1日の流れとしては、学校が無いため基本的には朝からの利用になります。

放課後等デイサービスの休日利用と同じく、午前中に朝の会や健康チェックなどを済ませると、個別の課題に沿った個別療育が行われます。

その後は昼食をとり、午後の活動で体に負担がかからないようにお昼寝の時間を設けることが多いです。

その後は集団での活動や自由遊びとしての時間があり15時にはおやつの時間があります。

その後、夕方16時を過ぎると帰りの会を終え、自宅に帰ります。

もちろん放課後等デイサービスのようにお出かけイベントなどの楽しい行事もあり、午前から午後まで活動が1日になることもあります。

また事業所によっては保育園や幼稚園と併用しやすいように午前のみや午後のみのプログラムがあり、お子さんや保護者のスケジュールに合わせて使い分けることができます。

まとめ

以上が放課後等デイサービスの利用料金と1日の流れになります。

利用料金は1割の負担で上限も決まっているため、たくさん利用しても高額な請求をされることなく安心して利用できます。

また、放課後等デイサービスも児童発達支援事業所も子どもを楽しませる時間だけではなく、しっかり個別の課題においての療育の時間に重きを置いています。

そのため、学校とは違う集団での活動になり多くの事を学べるため、1日という短い時間でも有意義な1日にすることができます。

また、利用することで保護者の方にも時間ができ、育児でのストレス発散に繋げることもできますので、ぜひ利用を検討してみてください。