今ある私たちのまわりのものの多くが、プログラミングでつくられています。

パソコン、スマートフォン、ゲーム、AI。

当たり前のようになっていますが、マップで位置情報を見ながら移動できるのも、ネットを使って何かを調べるのも、プログラミングがあるため。

このような身の回りのものの仕組みを理解することはとても大切です。

放課後等デイサービスでも、プログラミングを教えるところがふえてきました。

放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリットをご紹介します。

放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリットは?

「プログラミングはむずかしそう」「障害があるのに、できるものなの?」と疑問に思っていませんか?

プログラミングは仕組みを理解できれば、どんどん上達していくもの。

最も知識の吸収や理解力が高い子ども時代に、プログラミングを教えることが重要です。

発達障害の特性と合う

発達障害の以下のような困りごとをプログラミングで解消できるといわれています。

・落ち着きがない
・集中力が続かない
・こだわりが強い
・あいまいなことが理解できない など

「落ち着きがない」「集中力が続かない」というのは、ADHDの特性で見られます。

けれどADHDのお子さんも、すごく集中するときがありませんか?

ゲームや好きなことをしているとき、何時間も作業を続けていることがありますね。

プログラミングも好きになれば、満足いくまで続けられる作業です。

あまり机に向かえなかった子が、プログラミングを通して長い時間集中でき、落ち着いて座っていられるようになるでしょう。

「こだわりが強い」「あいまいなことが理解できない」のは、自閉症やアスペルガーなどに見られる特性ですね。

プログラミングは算数の公式のように、正解と不正解がハッキリしています。

正しい作業をすると、プログラムは命令通りに動き、間違った作業をすると動きません。

あいまいなことが理解できない、と苦しむことがありません。

またアスペルガーや自閉傾向があるお子さんは「こだわりが強い」ので、正しい作業をしようと努力できます。

プログラミングにハマれば、ものすごい集中力や細かさを発揮して、完璧なプログラムをつくれるかもしれません。

さらに「コミュニケーションがむずかしい」という困りごとも解決できます。

プログラミングを通して、パソコンの操作や文字入力を覚えることで、メッセージなどをつかって自分の伝えたいことを発信できるようになります。

「伝えたいことが伝えられない」という不満がへります。

このように発達障害の特性とプログラミングの相性はよく、困りごとを解消し、プログラミングにハマればどんどん上達できるというメリットがあります。

自信につながる

プログラミングのメリットは、人生のタメになり、自信が身につくような経験ができることです。

プログラミングは結果が出やすいので、自分がした命令通りにプログラムが動いたり、自分の希望通りのものができたりすると、達成感を得やすいです。

プログラミング大会も開かれているので、優勝すると大きな自信になります。

また作るものによっては、仲間とやりとりをしながら、プログラミングすることもあります。

夢中になれるもの(プログラミング)を通して、まわりとコミュニケーションをとれるようになり、達成感やよろこびを感じられる。仲間とよろこびを分かち合う。

このような経験が、子どものときにあるかないかで、まったく人生がちがってくるでしょう。

将来の可能性が広がる

コロナ禍により、在宅ワークがすすみ、メールのやりとりや、書類の電子化、出退勤などをネットで管理することが多くなっています。

ネットショッピングに力をいれる企業もふえています。

いろいろなもののIT化がすすむ将来、インターネットの理解や、プログラミングを学んでおくことは重要です。

2020年4月、学校でもプログラミング学習が必須になり、すべての子どもたちがプログラミングを学ぶ時代が来ました。

しかし学校での教え方は、みんながわかるようにする教え方。

学校の授業だけでは、障害がある子がプログラミングを好きになったり、上達したりできないおそれがあります。

放課後等デイサービスのプログラミング学習は、障害にあわせた教え方をするので、障害がある子もプログラミングを理解しやすくなっています。

そして発達障害の集中力や細かさを生かし、だれよりもプログラミングが上達すれば、将来にとても役立ちます。

またプログラミングは、一人で何百万円もの価値があるプログラムをつくることもでき、将来の可能性がとても広がるもの。

将来の可能性をつぶさないためにも、放課後等デイサービスでプログラミングを学びましょう。

まとめ

プログラミングは将来のために欠かせないスキルです。

また発達障害の特性と合っており、困りごとを解消し、自信が身についたり、コミュニケーションの大切さを学んだりと貴重な体験ができます。

学校でもプログラミングを教えますが、学校の授業だけでは理解できない子が多いかもしれません。

放課後等デイサービスでは、子どもの障害にあわせて教え方を変えます。

イラストカードやアニメーションをつかった教え方や、ゲーム性をとりいれて楽しくプログラミングを学べるようにします。

将来の可能性を広げるために、発達障害の子こそ、放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶことをおすすめします。