いろいろなタイプがいる子どもたち…果たして兄弟仲はどうなってるの?

僕の子どもたちは個性派揃いとなっていまして、発達障害を抱えた息子、健常児のお姉ちゃん、そして発達未熟で発達支援を受けている妹ちゃんと、毎日がドタバタの3兄弟となっています。

では、実際に日常生活の中で、子どもたちは上手く兄弟たちとやっているのか?

今回はいろいろなシチュエーション別に、彼らの兄弟仲についてご紹介していきたいと思います!

一緒に遊んでいる時は仲の良い兄弟たちですが…

どんな遊びにせよ、一緒に遊び始めた時は仲良く笑って過ごしていることが多い3兄弟。

ブロックであれ、TVゲームであれ、一緒に遊び始めた時は本当に平和だと感じます。

しかし、それはあくまで「遊び始めた時」に限られ、その遊びはすぐに争いに発展します。

だいたい事を起こすのは、独占欲の高い息子です。

息子は自閉症スペクトラム障害と知的障害を抱えていますが、持ち合わせた特性の影響もあってか「とにかくこだわりが強い」です。

あらかじめ「これは妹ちゃんのだからね」とルールを説明しておけば、後から奪うようなことはありません。

しかし皆で遊ぶようなブロックなどは曖昧な所有者となるため、どうしても自分のものにしてしまうのです。

お姉ちゃんがもしブロックを奪われるようなことがあれば、だいたい泣きわめき散らかして奪い返し、息子は怒ってママやパパに奪われたことを報告に来る…というのがいつものパターン。

以前は殴る蹴るのケンカに発展していたのですが、お姉ちゃんは2つ年上で体も大きいせいか、敵わないケンカ相手となってしまい、だいたいは助けを呼ぶようになりました。

一方、妹ちゃんのブロックが奪われた際は、息子くんが大抵泣かされます。

ママやパパに怒られるのではなく、妹ちゃんに一方的にキックやらボディープレスを浴びるだけ浴びてノックアウトするわけです。

このように、息子を発端としたケンカは、だいたいアッサリと終焉を迎えることがほとんどです。

そしてこのケンカは、3人が同じ場所にいたとすれば、一日で5回程度は発生します。

その度に大きな叫び声や鳴き声、そして怒号が飛び交うので、いつも近所迷惑ではないか心配になってしまいます。

毎日ケンカばかりで仲が悪い…とも言い切れない!?

毎日おもちゃや物の取り合いが絶えない我が子どもたちですが、仲が悪いとは思いません。

というのも、毎日何回もケンカをするからです。

ケンカとはお互いの主張がまかり通らなかった時に発生するものであり、少なくともお互いに主張をぶつけないと起こらない現象です。

もし仲が悪かったとすれば、そもそも近づきませんし、お互いがかまうようなこともないでしょう。

つまり、ケンカはするけど、ケンカが終わればフラットの関係に戻り、また一緒に遊ぶことができるのです。

先ほどだいたいケンカのキッカケは息子が作ると申し上げましたが、時にはおもちゃを独占したいと思うお姉ちゃんが引き起こしたりしますし、妹ちゃんがお兄ちゃんである息子にちょっかいを出して引き起こされるケンカもあります。

自ら喜んでケンカが発生するフィールドに足を運んでしまうわけですから、寧ろケンカを楽しんでいるようにも思えます(当の本人たちは必死だと思いますが)

お姉ちゃんはやや消化不良気味な場合も…

ただこのケンカには、最近ある変化が現れてきました。

それは、ケンカの時に発するお姉ちゃんの言動です。

「もう!何でいつも私ばっかり!」

これは自分が被害者であることを主張する言葉ですが、その言葉には「いつも自分が遠慮して譲っているのに」という意味も見てとれます。

お姉ちゃんは3兄弟の一番上ということもあって遠慮しているということもありますが、弟や妹は何かしらの障害を抱えているため、必要以上に自分が我慢しているという要素も強いのではないかと思います。

このような状況に陥ったら、息子と妹ちゃんが放課後等デイサービスに出かけている間、「お姉ちゃんタイム」を設けてリフレッシュさせるようにしています。

お姉ちゃんも二人のことが嫌いというわけではありません。

二人をお風呂に入れてくれることもありますし、妹ちゃんのお着換えをサポートしてくれることだってあります。

「お姉ちゃん」という立場を理解し、お姉ちゃんをしっかりとふるまってくれるのですが、健常児の弟や妹とは勝手が違うところもありますし、必要以上に我慢させてしまう場面があるのも事実。

保育園、小学校と上がるにつれて、息子も妹ちゃんもどんどん知恵をつけてきていて、お姉ちゃんの手に負えなくなってきた部分もあります。

すぐ何かあるとママやパパに報告しに来るようになったのも、立派な知恵ですからね。

ですから、お姉ちゃんにとって、いつまでもずっと息子や妹ちゃんを好きでいてくれるように、僕ら親がしっかりとサポートしてあげないといけないなと常々思っています。