この記事は、自閉症スペクトラムのお子さんがいらっしゃる保護者の方に向けて、自閉症スペクトラムだからといってコミュニケーションが嫌いなのかどうかをお伝えする体験談です。

小学3年生の長女、小学1年生の自閉症スペクトラムの息子と超低体重で生まれた発達障害の娘を持つ、3児パパサラリーマンです。

パパが発達障害の情報や体験を発信するのは珍しいと思います。

発達障害児子育てを頑張っているパパやママにとって少しでもお役に立てればと思います。

「みんなちがうけど、みんないっしょ」をモットーに、発達障害児の育メン目指して頑張っていますので、よろしくお願いいたします!

自閉症スペクトラム障害と知的障害を抱えていても、友達は作れるのです!

自閉症スペクトラム障害と聞くと、「自閉症」という言葉から自分の殻に閉じこもってしまい、自ら積極的にコミュニケーションをとらずに孤独でいる…そんなイメージを持たれるかもしれません。

僕もまだ知識が浅かった頃は、そのような先入観に囚われていたのですが、実はそんなことはなかったのです。

実際に自閉症スペクトラム障害を抱える息子の成長の中で、いろいろな発見があったので、今回は息子が友達を作るようになったお話をご紹介したいと思います!

自閉症はコミュニケーションが嫌いなわけではない!

自閉症スペクトラム障害、かつては「自閉症」と呼ばれていたこともあって、その名称から自分の殻に閉じこもってしまうようなイメージを持たれている方もいるかと思います。

僕も独身の頃に職場で一緒に働いている方のお子さんが自閉症だということを知った時、まだ知識がほとんどなかったためにそのようなイメージを持っていたのです。

自閉症スペクトラム障害はまだわからないことが多いので、一度ついたイメージはなかなか払拭できないかもしれませんが、先入観に囚われたままでは自閉症スペクトラム障害を抱えた方の未来は決して明るくならないと思います。

ですから、ここでハッキリと申し上げておきたいのですが、「自閉症スペクトラム障害だからといってコミュニケーションが嫌いなわけではありません!」

確かに自閉症スペクトラム障害の特性として、「コミュニケーションが苦手」という特徴があります。

しかし、あくまで「苦手」なのであって、「嫌い」なのではありません。

息子は年長になって幼稚園から保育園に転園してから、コミュニケーションに対する興味が出てきたのです。

息子のコミュニケーションを後押ししたのは、人と触れ合うことの楽しさ

息子は保育園に転園してくれるまで、友達と呼べるような友達はいませんでした。

なかなか家族以外の人と触れ合うことに興味のなかった息子は、転園する前にいた幼稚園ではほとんど一人ぼっちでした。

しかし保育園に転園し、加配の先生にお世話になるようになってから、息子は加配の先生を通して「人と触れ合うこと」を学びました。

まるで恋人に会いにいく時のようなドキドキ、ワクワクな気持ちで保育園に通い、保育園に到着して加配の先生を見かけると、パパのことはそっちのけで笑顔で先生に抱きつきます。

加配の先生が大好きになったことで、保育園そのものも好きになった息子。

なかなか幼稚園に馴染めなかった経験があったため、保育園に馴染んでくれるかどうか不安でしたが、毎日笑顔で通っている姿を見ると安心しました。

しかし、息子は保育園を好きになること以外にも成長していました。

ある日、今日も先生と遊んだの?と問いかけると、息子の口から「〇〇くんとあそんだよ!」と衝撃的な告白してくれたのです。

今まで息子との会話の中で、友達の名前が出てくることはありませんでした。

まぁなかなか難しいよね…とちょっとパパの方が諦めていたので、なかなかの衝撃でした。

後日、加配の先生と友達の名前が出てくるようになったことで話をしていると、

「そうなんですよ~!友達とも少しずつコミュニケーションを取るようになってきたんです。人との触れ合いの楽しさを知ったんじゃないかなと思います」

人との触れ合いの楽しさ。

普段いろいろな人と接しているのに深く考えていませんでしたが、確かに人と接する理由の一つに「人との触れ合いの楽しさ」ってあると改めて思いました。

当たり前のことだけど、とても重要なことを加配の先生は息子に教えてくれていたのです。

今では放課後等デイサービスでも友達と仲良く過ごしている!

僅か半年という期間でしたが、息子は保育園でとても大事なことを学びました。

人との触れ合いの楽しさを知った息子は、この春から小学生となり、放課後等デイサービスにお世話になるようになりました。

放課後等デイサービスでの様子を施設の先生に聞いてみると、なんと最近の息子は友達とケンカするとのこと!

今までは、何かされても文句を言ったり、仕返しをしたりするようなことはありませんでした。

しかし放課後等デイサービスの環境にも慣れて、いつも一緒にいる友達と接する機会が増えてきたことで、息子は友達を作ったようでした。

相手を傷つけたり、ケガをさせたりするようなケンカはいけませんが、ケンカはお互いの考えをぶつけ合った末に起こる事象ですから、自分の思いをぶつけられる相手がいるということは良いことかなと思っています。

放課後等デイサービスから帰ってきた息子に、今日は何をしたの?と聞くと「〇〇くんとブロックあそんだ!」など友達の名前が出てくるようになったのは、パパとしてもとても嬉しいことです。

確かに自閉症スペクトラム障害を抱えている息子は、人とのコミュニケーションそのものは苦手かもしれません。

しかし苦手だからといって避けるのではなく、自分から積極的にコミュニケーションをとることに挑戦して、コミュニケーションが好きになってくれたのではないかと思っています。

この先どんな世の中になったとしても、誰にも接することなく生きていくということは難しいでしょう。

だからこそ、苦手でも構わないので、コミュニケーションのことをこれからも好きでいてくれることを説に願っています。

放課後等デイサービスでも、一緒に過ごす子どもたち同士の交流を意識してくれているようなので、息子の成長に期待しています!