障害者年金はうつ病などによって就労ができなかったり、著しく制限をされたときに、国から年金を受給することができる福祉制度です。

近年、精神疾患者の増加によって、受給審査が厳しくなっていることをご存じでしょうか。

本来であれば、障害者の年金を受給できるにも関わらず、受給決定はおろか申請すらできない障害者の方が多数いるのが現状です。

今回は障害者年金を受給するために必要なポイントをご紹介します。

1.障害者年金を受給するには病院選びが重要

障害者年金を受給するには、病院に通院していることが大前提になります。

なぜなら障害年金の申請には医者の診断書が必要になるからです。

通院していれば、原則「うつ病」などの疾患名がつき患者が必要とあれば診断書を発行できると考えるのが普通です。

しかし、障害年金を受給するうえでクリアすべき問題があります。「医者に診断書を書いてもらえるか」ということです。

医者によっては障害年金の診断書は書かない、そもそも障害年金などの福祉制度に精通していないなど、患者側が不利になるような病院があるのも実情です。

そういった事態に陥らない為に次の点に気をつけると良いでしょう。

1-1障害年金を受給したい旨を伝える

当たり前の話ではありますが、患者さんの中には医者に対して、障害年金を受給したい旨を伝えられない方もいらっしゃいます。

対象の疾患であるにはも関わらずです。

そんな方に伝えたいのは「障害年金は権利」だということです。社会保険料をきちんと払ってきたのですから、受給することに全く引け目を感じる必要はありません。

医者に対して、堂々と受給したい旨を伝えることが重要です。

1-2社会福祉士が在籍している

とは言え「権利とは言ってもいいづらいな」と感じる方も少なくありません。

そこでおすすめなのは、社会福祉士が在籍している病院を選ぶことです。

社会福祉士は福祉制度に関するプロ。

医者に対して自分の意見が言いづらい方でも

福祉制度を利用することを前提に在籍してるので気軽に相談することができます。

患者と医者の旗渡しをしてくれる社会福祉士の存在は病院を選ぶうえで重要なポイントです。

必然的に社会福祉士が在籍している病院の医者は福祉手当に関しての理解が深くなり、診断書を書いてもらえる可能性も高いと言えます。

1-3社会保険労務士からの紹介

障害年金を受給するうえで、専門家である社会保険労務士から病院を紹介してもらう方法もあります。

社会保険労務士に依頼するにはお金がかかりますが、障害年金に対して理解の深い病院や医者を職務上知っています。

そういった病院は申請に必要な診断書を書いてもらえるだけでなく、診断書の内容もしっかりと記載してくれるケースがほとんどです。

社会保険労務士に病院を紹介してもらう方法は1番確実な方法といえるでしょう。

また、社会保険労務士によっては病院に同行してもらえるサービスもあり、どうしてもじぶんでは伝えることができない方にはおすすめの方法です。

2.障害者年金を受給するには診断書の内容が重要

障害者年金を受給するうえで病院選びは上述したように大事なポイントになります。

さらにそれ以上に重要なポイントは診断書の内容です。

「症状が一緒ならば同じような診断書になるのでは?」

「診断書の内容は医者に全てお任せてで良いのでは?」

このように考えてしまう方も多いですが、それは大きな間違いです。

同じ疾患や症状でも自身の考え方や説明の仕方で診断書の内容は大きく変わります。

次項では医者に診断書を書いてもらう際の重要なポイントを説明してきます。

2-1 自身できないことに主眼をおいて考える

基本的にうつ病などの場合、医者が診療に費やす時間は初診以外では、5分も満たないケースがほとんどです。

その為、短い時間でもきちんと説明ができるように事前に単身生活を想定して「自身のできないこと」をまとめておくことが欠かせません。

診断書の一部である生活能力の項目は多岐に渡り、審査の際に重要な判定基準になります。

・適切な食事

・規則正しい生活

・金銭管理と買い物

・通院と服薬

・他者とのコミュニケーション

・身辺の安全保持

・社会的手続き公共機関の利用

これらの項目について「自分ができないこと」に主眼をおいて考えるのです。

例えば、「食事は毎日近くのコンビニで買っている」のであれば、適切な食事ができているとはいえません。

ある程度自炊をしており栄養バランスを考えられるのが適切な食事といえるからです。

また「両親以外と話す機会がない」のであれば適切な対人関係を築けているとはいえませんし、ひとりでは定期的な通院や服薬がままならず、第三者に付き添ってもらっている、管理してもらっているのであれば、通院と服薬においては十分とはいえないのです。

疾患を持っている患者さんは自身の生活能力を正しく判断できてないケースが多く、第三者からみれば「できていない」「できていても足りない」にも関わらず、できていると医者に誤って伝えてしまうのです。

説明不足になれば診断書の内容に反映されず、障害年金の申請が通らなかったり、望んだ等級を受給できない結果に繋がります。

障害年金は診断書のみで審査されるといっても過言ではないので、きちんと自身の状況を説明することが重要なポイントです。

まとめ

障害年金の審査は年々厳しくなっているのが現状です。

障害年金を受給するうえで、福祉手当に理解のある病院や医者を選ぶことは必須の行動といえるでしょう。

診断書の内容に関しても医者に対して、自身で説明する必要はありますが、質問によって状況を引き出しくれる親切な病院や医者も存在しています。

障害年金を受給するうえで重要なポイントになりますのでぜひ参考にしてみてください。