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発達障害の子の姿勢や多動を改善!お家でできる「トランポリン」とおすすめ療育遊び3選

「食事中や勉強中、いつも姿勢がぐにゃぐにゃと崩れてしまう」

「落ち着きがなく、常にウロウロ動いてしまう(多動)」

「手先が不器用で、よく物を落としたり字を書くのが苦手だったりする」

発達障害(自閉スペクトラム症やADHDなど)のあるお子さんによく見られるこれらの困りごとは、

実は「感覚の偏り」や「体幹(体の中心の筋肉)の弱さ」が原因であることが少なくありません。

この記事では、保護者の方に向けて、ご家庭で一緒に楽しみながら発達の土台を整える「おうち遊び(療育)」を3つご紹介します。

特に6歳~12歳のお子さんに効果的な遊びをピックアップしましたので、ぜひ今日から試してみてください。

 著者プロフィール
 株式会社Polaris 代表取締役 南部孝太
 資格:児童発達支援管理責任者、強度行動障害、ABAセラピスト
 愛知県内で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営。
 現場でのリアルな支援経験をもとに、お悩みを解決するきっかけをお届けします。

おすすめ遊び①:圧倒的な効果!「トランポリン」

お家でできる遊びの中で、もっとも手軽で圧倒的におすすめなのが「トランポリン」です。

ただ跳ねるだけに見えますが、発達障害のお子さんにとって非常に優れた効果をもたらします。

【トランポリンで期待できる4つの効果】

姿勢の改善(体幹を鍛える)

不安定な足場で姿勢を保とうとすることで、自然と背筋や腹筋(体幹)が鍛えられます。

多動が減る(感覚統合)

ジャンプによる上下の揺れ(前庭覚)の刺激を脳にたっぷり入れることで、

感覚が満たされジャンプした後はスッと落ち着いて座れるようになります。

リズム感が育つ

一定のテンポで跳ぶことで、運動のコントロール力が身につきます。

眼球運動の改善

上下に揺れながら景色を見ることで、目を動かす力が鍛えられ、板書を写したり本を読んだりするスピードがアップします。

トランポリンの正しいやり方とチェックポイント

始める前に、お子さんのジャンプの様子をチェックしましょう。

背筋が伸びておらず腕がタコ踊りしていたり、腰が引けていたり、連続で跳ぶと着地点がズレていったりする子は「中心軸」が整っていません。

中央に立たせ、大人が手で補助する

お子さんをトランポリンの中央に立たせます(テープでバツ印をつけるとわかりやすいです)。大人はお子さんの脇の下に手を添え、姿勢が前のめりにならないようサポートします。

姿勢がまっすぐになった瞬間に引き上げる

子どもが自分でジャンプする中で、背筋や腰の軸がピンッとまっすぐになる瞬間があります。

その瞬間を見計らって、脇に添えた手を上へ軽く持ち上げ、子どもが自分で跳ぶよりも高く(1.5〜2倍ほど)ジャンプさせてあげましょう。

大人は膝を曲げて腰痛予防を忘れずに。

1日トータルで100回(約10分)ほど跳ぶのが理想ですが、数回に分けても大丈夫です。

登校前に跳ぶと、午前中の授業を受ける姿勢が見違えるほど良くなりますよ。

トランポリンをさらに楽しくする工夫

下方向に力を加える

上へ放り上げるだけでなく、着地の瞬間に下方向へ少し力を加えてあげると、姿勢を保つために全身の筋肉にグッと力が入ります。

タンバリンにタッチ!

少し高い位置にタンバリンなどを持ち、「ジャンプしてタッチできたら勝ち!」というゲームにすると、より高く跳ぼうとして背筋が自然と伸びます。


おすすめ遊び②:眼球運動を鍛える「回転イス」

キャスター付きのパソコンチェアなどを利用した「回転刺激」の遊びです。

トランポリンと同様に多動を減らす効果があり、特に「眼球運動」の発達を強く促します。

回転イスのやり方と注意点

安全第一で固定する

イスごと転倒しないよう、車輪は外すかテープで固定しましょう。

お子さんを後ろ向きに座らせ、背もたれをしっかり掴ませます。

左右ランダムに回す

左回り、右回りと数回ずつランダムに素早く回します。

これを「ジェットコースター効果」と呼び、強い感覚刺激によって脳がシャキッと目覚めます。

同じ方向に回し続けると酔うので、必ず左右を混ぜてください。

生あくびが出たり、笑顔が真顔になったりしたら「気持ち悪くなってきたサイン」です。

咳払いが出た時は嘔吐の直前であることが多いため、すぐに止めて休ませてください。

回転イスをさらに楽しくする工夫

字あてゲーム

お子さんがイスで回っている間に、大人がホワイトボードなどに文字を書きます。

回転が止まった瞬間に「何の字だった?」と当てさせるゲームです。

目の焦点が合いやすくなり、読み間違いや読み飛ばしの改善に繋がります。


おすすめ遊び③:過敏さを整える「手探りゲーム」

発達障害のお子さんに多い「触覚の過敏さ(または鈍さ)」を整え、手先の器用さを育てる遊びです。

手探りゲームのやり方

中身が見えない袋を用意する

まずは網目から少し中が見える「洗濯ネット」を使います。「手元を見ながら触ることで正解がわかる」という成功体験から始めましょう。

手探りだけで当てる

慣れてきたら洗濯ネットを重ねたり、中身が見えない布袋に変えたりします。

手探りゲームをさらに楽しくする工夫

形や文字を当てる

ザラザラしたサンドペーパーを〇、△、□の形に切って台紙に貼ったものや、

手芸用のモコモコペンで書いた文字を袋に入れ、指先の感触だけで当てさせます。

袋の中でブロック組み立て

外に完成品の見本を置き、袋の中にバラバラのブロックを入れます。

見本を見ながら、袋の中の見えない手元だけでブロックを組み立てるという、少し高度なトレーニングです。


まとめ

発達障害によく見られる「姿勢の崩れ」や「多動」「触覚の偏り」に対応するおうち遊び(療育)を3つご紹介しました。

  1. 体幹を鍛え脳をスッキリさせる「トランポリン」

  2. 眼球運動を促す「回転イス」

  3. 手先の感覚を整える「手探りゲーム」

どれも、お子さんが「楽しい!」「もっとやりたい!」と思えることが一番大切です。

親子のコミュニケーションを楽しみながら、安全に気をつけてぜひ取り入れてみてくださいね。

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