娘にとっても家族にとっても安心できる場所

real voice k

CONTENTS 01

Polaris(ポラリス)は、学びの延長線上にある「仕事をする・働く」ことを見据えた支援に力を入れてきました。
就労準備型への取り組みに力を入れ、生活スキルや社会性を育んでいく。そして、一人ひとりの個性を見極めながら、実際の職場を想定した経験を積みかさねながら、自立への一歩を確実に支えています。

今回はPolaris(ポラリス)を卒業したSさん、保護者のKさんにお話をお伺いしました。

集合写真。三名の人物がこちらを向いて写っている。

CONTENTS 02

娘が「行きたい・やりたい」と言える 場所で、働く力を育てた日々

まず、Polaris(ポラリス)に通う前のSさんの様子について教えていただけますか?

保護者Kさん:出生時に心臓疾患があり、入退院を繰り返していました。幼稚園に入園する頃には手術も終わり、薬なしで普通の生活ができるようになっていたんです。でも、成長の過程では寝返りや歩行、言葉の発達がゆっくりなのは、感じていて。小学校は支援学級に在籍しました。私がフルタイムで仕事をしていたため、小学校に併設されていた学童を使っていましたが、本人はあまり行きたがらず、「仕方なく行く」という状態が続いていました。「行きたくない」としぶしぶ準備する日もあり、見ていて胸が痛みました。

当時、お子さんの将来に関してはどのような不安がありましたか?

Kさん:「同年代の子より成長が遅れている」という漠然とした不安が大きかったです。中学以降の進学や就職を考え始めると、「どのような進路や仕事があるのか見通しが立たない」という不安に押しつぶされそうでした。「家にずっといるより仕事はしてほしい」という思いもありましたが、具体的な情報がなく、まったく明るい見通しがもてませんでした。

そのような中で、Polaris(ポラリス)を選ばれたきっかけは?

Kさん:学童で知り合った保護者さんから「Polaris(ポラリス)がすごくいいよ」と教えてもらったのがきっかけです。小学5年生で実際に教室を見学したとき、子どもたちがそれぞれの特性に合わせて安心して過ごしている様子を見て、「ここなら、うちの子も楽しく過ごせるかもしれない」と感じました。学童だと土曜日は利用できないのですが、Polaris(ポラリス)は土曜日もやっていることもありがたかったです。

実際に通い始めてから、Sさんにどのような変化がありましたか?

Kさん:学童では「行きたくないけど、仕方なく行く」という感じでしたが、Polaris(ポラリス)では「行きたい」と自分から話すようになりました。私の仕事が休みの日でも「Polaris(ポラリス)に行く」と言うほどで、通うこと自体を楽しみにしている姿に驚きました。

二人の人物が正面を向いて写っている様子。

 

特に印象的だった活動はありますか?

Kさん:中学生になってから始まった就労訓練が特に印象的でした。最初の頃は、作業そのものができないというよりも、作業の完了報告や作業内容を教えてほしいとスタッフさんに伝えることがなかなかできなくて…。何ヶ月か経て、自主的に報告・質問ができるようになりました。今の仕事にも確実につながっています。今思うと、この経験がなかったら、就職してからそれなりに苦労しているかもしれません。そういった家族や学校以外のコミュニティでの対人コミュニケーションを経験しておくのは、大事だと思います。ちなみにSは「みんなでカラオケに行ったこと」だと話していました。クリスマス会など同世代の子どもたちと「保護者なし」で交流できた経験も、社会性を育む大切な場になったと思います。

スタッフとの関わりで印象に残っていることは?

Kさん:毎回、送迎の際に「今日はこのようなことができました」「ここは少し難しかったです」と5分ほど丁寧に共有してくださるんです。鍵の施錠練習など家庭での要望にも連携してくれて。困ったときに「教えてください」と自分から言えるようになるまで急がずに見守る姿勢がありがたかったです。Sの小さな変化も見逃さず、きちんと褒めてくださったことに親も子も本当に救われました。

Polaris(ポラリス)での経験を通じて、Sさんが自信を持つようになったきっかけは何でしょう?

Kさん:繰り返しになりますが、就労訓練で「できた」と認めてもらい、褒めてもらえたことです。以前は集団の中で目立たないようにしていましたが、「日直をやりたい」と自分から表現できるようになり、大きな変化を感じました。「自分にもできることがある」と思える経験が、Sの心を強くしたように思います。

画面の左に職員がこちらを向いて語りかけている様子。

ご家庭での変化もありましたか?

Kさん:土曜日に預けられることで、私自身が最大8時間ほど自分の時間をもてるようになりました。上の娘と1対1で過ごす時間も確保でき、家族全体にゆとりが生まれました。「Sが楽しそうに出かける姿を見て、私も安心して家事や休息に集中できる」という変化は大きかったです。

卒業までに特に成長したと感じるのは?

Kさん:電車の乗車訓練を通じて公共交通機関を使って1人で通所・通勤ができるようになったことです。私自身は不安で仕方なかったのですが、南部さんに「必ずできます。これができるのとできないのとでは将来が変わります。やってみましょう!」と背中を押してもらいました。電車に乗ってカラオケに行くといったアクティビティーも盛り込んでくださったようで。以前はバスに乗るだけで緊張していたSが、笑顔で1人で移動できる姿に、親として胸が熱くなりました。

卒業後の生活について教えてください。

Kさん:今は就労継続支援B型事業所に通っていて、店舗用ののぼりの袋詰めや部品のネジはめ、お中元用の箱の組み立てなど屋内作業を中心に働いています。週1回は清掃にも参加していて。「仕事が楽しい」と話していますよ。「自分でやったことが誰かの役に立つ」と感じられることが、働くモチベーションにつながっているようです。そうそう、働き始めてから銀行でお金を引き出せるようになりました。カードを入れて暗証番号を入力すればお金が出てくる、ということも経験しなければ分かりません。Polaris(ポラリス)での学びの土台のおかげだと思います。

Polaris(ポラリス)での経験は今のお仕事にどう生きていると思いますか?

Kさん:スタッフのみなさんとのやりとりを通じて、職場でも上司や先輩に「分からないことを、分からない」と伝えられるようになりました。助けを求める力は、働く上で一番大切だと実感しています。「Polaris(ポラリス)で培った自信や表現力が、仕事でのSの行動の土台になっている」と感じます。

最後に、Polaris(ポラリス)へのメッセージをお願いします。

Kさん:Sにとっても私たち家族にとっても、Polaris(ポラリス)は安心できる場所でした。もし通所を迷っている方がいたら「絶対に行ったほうがいい」とおすすめしたいですね。すぐに結果は出なくても、数年通えば必ず成長が見えてきます。今後は卒業生同士がつながれる場があればうれしい限りです。

笑顔の人物が写っている。

contact 「うちの子に合うかな…?」
と感じたら、
まずは教室の雰囲気を
見に来てみませんか?

Polaris(ポラリス)は、押しつけることなく、子どもたち一人ひとりの歩みに寄り添う場所です。
無理な勧誘などは一切ありません。見学や体験を通して、お子さまとご家族にとって
“合う場所かどうか”をゆっくり確かめていただければと思います。
ご希望があれば、スタッフとの個別相談も可能です。
どうぞお気軽にお申し込みください。

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