子どもたちの「考える力・覚える力・理解する力」を伸ばすためです。学校や日常生活で必要な「集中」「記憶」「判断」「理解」などの土台は、知識そのものより認知の基盤に左右されます。発達特性がある子どもたちは、この基盤が弱いことで「できない」「わからない」と誤解され、自信を失いやすくなります。認知トレーニングは、学びや生活の「土台作り」であり、自己肯定感の向上にもつながります。
対象となる学年：小学1年生〜小学6年生
CONTENTS 01
program.01 学びや生活の土台をつくり、 自己肯定感を高めます
CONTENTS 02
REASON 01.認知トレーニングを導入する理由
CONTENTS 03
POSSIBLE EFFECTS 02.認知トレーニングで期待できる効果
集中力の向上や行動の抑制、感情の読み取り力、感情コントロールなど、学習面、生活面、社会性、心理面など、大きく4つの領域での成長が期待できます。
01
学習面
- 集中力：授業や宿題に取り組める時間が長くなり、理解がスムーズになる。
- ワーキングメモリ：指示を覚えて行動できる、計算や読み書きが整理できる。
- 見通し力：課題やテストの手順を把握し、落ち着いて取り組める。
02
生活面
- 行動の抑制：衝動的な行動をコントロールし、忘れ物やミスが減る。
- 見通し力：1日の流れを理解し、時間を意識して行動できる。
- 柔軟思考：予定の変更や環境の変化にも対応しやすくなる。
03
社会性
- 感情の読み取り力：相手の表情や声色から気持ちを理解できる。
- 柔軟思考：相手の立場を考えて対応し、トラブルが減少する。
- 集中力：集団活動内で流れを把握して、最後まで参加できる。
04
心理面
- 感情コントロール：イライラや不安を自分で落ち着かせられる。
- 成功体験の積み重ね：小さな「できた！」が増え、自信につながる。
- 安心感：自分でできることが増えて、自己肯定感が高まる。
CONTENTS 04
SPECIFIC DETAILS 03.認知トレーニングの具体的な内容
認知トレーニングの内容は、一人ひとりに得意・不得意があるため、一律ではなく個別に調整。「できる」「無理なく続けられる」ことを大切にし、習慣化を目指します。
CONTENTS
認知機能（学習の基盤）
Polaris（ポラリス）利用時に必ず取り組みます。子どもたち一人ひとりにあわせて、「覚える」「写す」「見つける」「数える」「想像する」の5つの領域からプリントを選択。 毎日の継続により基礎力を育てます。
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覚える
短い文章・数字・指示を記憶
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写す
文字・図形・文章を正しく書く
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見つける
間違い探し・図形や文字の識別
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数える
数量の処理・計算の基礎
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想像する
状況をイメージする・推測する
指導時の工夫
- 一人ひとりに適した内容を選択し、無理なく取り組めるようにする。
- 取り組む分量を個別に調整。確実に成功体験を積めるようにする。
- 毎日継続することで「やることが当たり前」になり、自然と習慣化する。
CONTENTS
認知作業（体を使った認知トレーニング）
身体のコントロールや道具の操作、動きの共有など、認知作業として運動を通じた集団レクリエーションを行います。
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身体のコントロール
体の部位や動きを意識し、力加減や姿勢を調整する。
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道具の操作
ボールや道具を使用して、さまざまな動作をする
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動きの共有
教室内のお友達やスタッフと同じ動きをする
指導時の工夫
- 同じ活動でも、子どもの状態にあわせて内容や難易度を変化させる。
- 遊び感覚で取り組むことで、苦手な子でも無理なく参加できる。
